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コラム

2009年8月 1日 土曜日

慢性肝機能障害の鍼治療 東洋医学研究所®グループ 弥富鍼灸院 院長 服部 輝男

平成21年8月1日号


  最近、国会で移植法が改正されました。移植以外では治療法の無い患者様には福音となったことと思います。しかし以前医師の講演で「移植は医学の敗北である」といっておられた先生がいました。その敗北に立ち向かうために人工多能性幹細胞(iPS)が作られ、医学の勝利に向かって進歩しています。
 一方、テレビ報道において肝臓病で移植以外治療法の無い患者様が紹介されていました。報道内容から推察すればこの方は、年齢も重ねられていることから肝硬変ではないかと推察しました。
 仮に肝硬変であるならば非代償性の患者様でも鍼治療を行えばかなり希望が持てると思っています。10年前に非代償性肝硬変と診断された患者様が今でも鍼治療に通院していただいております。
 少し専門的になるかと思いますが、当治療院初診時に非代償性肝硬変と診断された患者様の血液データを示させていただきます。
 初診時には汎血球減少、T.BiL(総ビリルビン)の上昇、アンモニア値の上昇、コレステロールの減少などでした。
 そもそも鍼治療が肝臓病に効果のあることを黒野保三先生が見出され、臨床研究を果敢に進められ、昭和55年(1980年)には慢性肝障害に対する鍼治療の検討(その1)と題して学会にて報告されておられます。
 また、(社)全日本鍼灸学会研究委員会慢性肝機能障害班の班長を務められ臨床研究を進められて昭和60年6月に『慢性肝機能障害の鍼治療』を著され発表されました。

『慢性肝機能障害の鍼治療』  
 
 この『慢性肝機能障害の鍼治療』を頼りに私は肝臓病を学び非代償性肝硬変と診断された患者様に対し69歳より鍼治療を施し、現在80歳になられますがお元気で過ごされておられます。
 この患者様は移植以外治療法がないことも知っておられました。
 このことを考えてみますと、非代償性肝硬変と診断された患者様の治療法は、移植の道があるのみであったと思いますが、鍼治療を行うことによって身体が楽になり、長寿を全うできれば先に述べた医学の敗北を返上できる一助になったものと思います。
 東洋医学研究所®および東洋医学研究所®グループの先生方は黒野保三所長を中心に日々研鑽を重ねております。
 痛みも副作用も無い鍼治療を健康保持や疾病治療の目的で受診されることをお勧めします。

参考文献
1.http://100.yahoo.co.jp/detail/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%A4%9A%E8%83%BD%E6
 %80%A7%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E/
2.黒野保三:慢性肝機能障害の鍼治療
  (社)全日本鍼灸学会研究委員会慢性肝機能障害班  昭和60年6月

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