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コラム

2011年4月 1日 金曜日

ストレスと免疫力2 -ストレスから身を守る-  東洋医学研究所®グループ海沼鍼灸院 院長 海沼 英祐

平成23年4月1日号

○はじめに
 平成22年2月のコラムで、ストレスと免疫システムの関係について話させていただきました。ストレスが多いと自律神経のバランスが崩れ、病気になりやすいことが分かっていただけたかと思います。それでは、日常どのようなことに注意して生活したらストレスから身を守れるのかを、今回はお話しさせていただこうと思います。

○ストレスに強い人・弱い人
 生まれながらにしてストレスに強い人、あるいは弱い人は決っているのでしょうか?みなさん、経験的にそんなことはないと分かっているかと思います。なぜなら体の大きさや骨格、あるいは血液成分などの身体レベルで、ストレスに対する抵抗力が決るわけではないからです。しかしながら、その人が成長していく過程で、育った環境や経験の違いによってストレスに強い人と弱い人の違いがでてきてしまいます。実際にストレスに弱い人(ストレスに反応しやすい人)は、ストレスですぐ胃をやられたり、落ち込んだり、カゼをひきやすくなったりします。
 ストレス社会と言われる現代社会に生きる私たちには、ストレスをゼロにすることはできません。ですから、ストレスに強い人になる方法、あるいはストレスに反応しにくくなる方法を考えなければなりません。

○ストレスに打たれ強くなる方法
①交感神経の緊張をとる
 ストレスを受けると、自律神経の交感神経が緊張します。リラックスして副交感神経が優位になると交感神経の緊張も緩みますので、生活に自分がリラックスできる方法を取り入れます。さらに、自分がどんなときにストレスを感じるのかも把握して、その上で交感神経を緊張させる睡眠不足や暴飲暴食、働きすぎなどの要因をできるだけ避け、排除するように心がけます。
②依存や甘えた生活を改める
 ストレスに弱い人には、日常生活での自立度が低い甘えた生活を送っていることが原因の人もいます。特に若い人は、食事の世話や掃除や洗濯、また経済面でも親に依存した生活をしているうちは、ちょっとしたストレスにも弱い状態からは抜け出せません。自分の生活を振り返ってみることも大切です。
③ストレスのメカニズムを知る
 ストレスにより交感神経の緊張が続くと、精神的にはイライラしやすくなり、肉体的には血圧の上昇や食欲の低下などが現れます。さらに免疫システムでは、免疫細胞である白血球の中で顆粒球の割合が増加し、リンパ球の割合が減少します。その結果、顆粒球の貪食能によって粘膜や組織に炎症性の障害を起こしやすくなります。こうしたメカニズムを知ることで思考にゆとりができると、ストレスから逃れるきっかけをつかみやすくなります。
④強いストレス下では体を冷やさない
 強いストレスを受けると体内にステロイドホルモンが出て体温は下がり、血液PHが変化して代謝が下がって全身が免疫の抑制された状態になります。ですから、体が温まる食事を意識して食べ、入浴などで体を温めるなど、体温をあげて身体機能が活発に働けるように心がけることが必要になります。

○おわりに
 今回は、ストレスからどのように身を守ったらよいのかについて、お話しさせていただきました。ストレスに打たれ強くなる方法を実践して、心と身体をストレスから守っていただけたらと思います。
  また鍼治療は自律神経に働きかけて、交感神経の緊張を緩めるのに効果的な治療です。ぜひ東洋医学研究所®グループの鍼治療も活用していただいて、より健康的な日常を送っていただきたいものです。

参考文献
・未来免疫学 安保徹 (インターメディカル)
・病気にならない人の免疫の新常識 安保徹(永岡書店)

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