第38回ハートええじゃないか友の会の講演会

平成26年3月4日(火)、愛知県豊橋市の豊橋ハートセンターにて「第38回ハートええじゃないか友の会の講演会」が行われました。
この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®グループかどむら鍼灸院院長の角村幸治先生が「健康長寿と鍼治療~ココロとカラダが笑顔になるお手伝いを~」と題して講演されました。

日 時 平成26年3月4日(火)午後1時30分~4時(第1・2部)
場 所 豊橋ハートセンター
テーマ 『健康長寿と鍼治療
~ココロとカラダが笑顔になるお手伝いを~』
講 師 東洋医学研究所®グループかどむら鍼灸院
院長 角村 幸治 先生

公演内容
講演内容
「私は東洋医学研究所®の黒野保三先生の元で10年間住み込み修行をさせていただきました。私が修行に入りたてのときに驚くことがありました。それは、60歳くらいかな?と思っていた患者さんが70歳だったり、50歳くらいかな?と思っていたら60歳半ばだったりして、実際の年齢よりも見た目の年齢が10歳くらいは若い方が多いのです。それは、鍼治療を続けることで、自然治癒力が高まり、肌がきれいになって、腰痛や膝が痛い、肩こりなどの症状が良くなることで、動きがきびきびして、口もとも明るく元気に話されるので、見た目には10歳は若くみえていました。そして、病気や症状が良くなってからも健康管理、元気で長生きをするために長年通っている方が多かったです。
では、鍼治療で老化はゆっくりになるのでしょうか?
黒野保三先生は、鍼治療を続けると老化がゆっくりになるという研究を報告しています。また、世界で初めて鍼治療で免疫力が高まることを研究報告しています。
カラダの健康といえば、夜にぐっすり眠れること。毎日ぐっすり眠れると朝が気持ちよく、楽しい1日が過ごせます。
東洋医学研究所®グループの皆川宗徳先生が、鍼治療をしたその日は63%の方がいつもよりよく眠れたと回答したという報告しています。また、睡眠薬を飲んでも眠れない方の調査を東洋医学研究所®グループの石神龍代先生が、鍼治療を続けることで6名中2名が睡眠薬なしで眠れるようになり、他4名も睡眠薬を減らすことができて、眠れる、色々な症状が良くなっているという報告をしています。
眠るということは、リラックスする神経である副交感神経を高めて眠りにつくのですが、黒野保三先生が世界で初めて鍼治療によって副交感神経がコントロールできることを報告しています。
健康のために欠かせないのは笑うことです。楽しいことがあって笑うのが一番いいですが、楽しいことがなくても眉毛を下げて、口もとあげて、にこっ、とすれば脳は楽しくて笑ったときと同じ反応をしてくれるそうです。私も朝、鏡の前に立つとにこっ、とやっています。
鍼治療で免疫力を上げて、リラックスする副交感神経を高めて、笑って過ごすことで健康で幸せな人生を送ることのできるように願っています。」というお話がありました。