活動内容

2014年7月10日 木曜日

(公社)生体制御学会第271回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました

平成26年7月6日(日)(公社)生体制御学会第271回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。

(公社)生体制御学会第271回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:15~9:30

第19回愛知県鍼灸生涯研修会開講式と、第18回(平成25年度)愛知県鍼灸生涯研修会における(公財)東洋療法研修試験財団発行の生涯研修終了証書の授与が行われました。

挨拶をする会長の皆川宗徳先生
 
代表で生涯研修終了証書を受け取る加納俊弘先生

9:30~11:00痛みの基礎
(公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
「筋性疼痛と神経栄養因子」
中部大学生命健康科学部理学療法学科教授  
水村 和枝 先生

今回は、筋性疼痛と神経栄養因子についてお話を頂きました。
「神経栄養因子は神経の成長と分化に必須のたんぱく質であり1953年にLevi-Montalooiniによってオスのマウスの顎下腺で発見されました。その後、1991年からの研究により抗NGF抗体をラットに投与すると、強い機械刺激の反応が低くなることがわかり、NGFは痛みと関係があることがわかりました。また、痛覚過敏においてもNGFが関与していることが確認されました。
遅発性筋痛は不慣れな運動後24~48時間で出現する筋肉の収縮時痛、圧痛がでてきます。その原因はmRNAが関与していることがわかってきており、運動負荷後24時間ではmRNAが増えていることが実験でわかっています。また、遅発性筋痛はNGFも関与しており、運動負荷後48時間で抗NGF抗体を筋注すると筋機械痛覚過敏が減弱しており、NGFが遅発性筋痛に関与していることが示唆されています。
別の実験では、伸張性収縮後に筋のGDNFは増え、GDNFを筋注すると翌日まで痛覚過敏になることがわかっています。
こうして遅発性筋痛がどのようなメカニズムで起こるのかを一つずつ研究して積み重ねております。」ということを教えていただきました。


11:10~12:00 痛みの基礎
(公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
「心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価(3)」
(公社)生体制御学会会長  
(公社)生体制御学会研究部長 
皆川 宗徳 先生

今回は心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価についてお話しをいただきました。
「第63回全日本鍼灸学会愛媛大会において、黒野保三先生のご尽力で生体制御学会から5題の研究発表をすることができました。学術集会の演題の中で、心拍変動の研究は私と山田篤先生の研究発表を含めて7題の発表がありました。4年前の2010年第59回全日本鍼灸学会大阪大会では私たち2題の発表しかありませんでした。2011年に黒野保三先生が「ダン中(CV17)への鍼刺激は心拍変動の心臓迷走神経成分を増加させるが中庭(CV16)への刺激では増加しない」と題してオートノミックニューロサイエンス誌に論文投稿されました。この研究は得気を生じさせない筋膜上圧刺激を行った初めての研究であり、隣り合うダン中穴と中庭穴においてダン中穴にのみ副交感神経が優位に活動した研究になります。筋膜上圧刺激は黒野保三先生の長年の研究の積み重ねの上に、鍼を筋膜の深さまで垂直に刺して筋膜を貫くことなく、20gの圧を加えてすぐに抜鍼する刺激になります。
明治国際医療大学の武島先生、今井先生は、「鍼刺激による腸音の変化および心拍変動解析を用いた自律機能評価」と題し、腸音と心拍変動の2つを使った報告をしていました。海外の腸音の研究について調査すると2012年にシンガポールで電気聴診器を用いて腸音を調べた報告があり、これからは心拍変動解析と胃電図、腸音、IgA抗体、近赤外線分光法を併用して研究をしていくのが大切となります。」ということを教えていただきました。

 

13:00~13:50 疼痛疾患の基礎・臨床、診断と治療
「膝痛に対するアプローチ法について」

(公社)生体制御学会広報部長
(公社)生体制御学会研究部疼痛疾患班班長
河瀬 美之 先生

今回は、膝痛を起こす原因疾患について半月板損傷や側副靭帯損傷をはじめとする10の原因疾患についてと鑑別ポイントについて、わかりやすい資料を基に詳細な説明がありました。


 
14:00~14:50 疼痛疾患に対する症例報告及び症例検討
経絡治療学会東海支部長
坂本 幹男 先生

腰が痛くて寝返りができないことを主訴とした症例について、東洋医学的な視点から臨床の経験も踏まえて報告があり、その後、活発な質疑応答がなされました。
 

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投稿者 東洋医学研究所

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