糖尿病通信

2016年7月 1日 金曜日

糖尿病通信15 夏バテと糖尿病 

○暑い夏が到来!
うっとうしい梅雨が終わりますと、うだるような暑さの夏が到来し、夏バテを起こしやすくなります。
夏バテは夏に起こる体調不良の総称で、原因は、主に食欲不振による栄養不足、温度差による自律神経の乱れ、発汗による脱水です。
そこで今回は、夏バテと糖尿病です。

○夏バテの症状は糖尿病の症状 と似ている?
夏バテの症状の中に、身体のだるさ、のどが非常に乾く、体重減少、目がかすむなどがありますが、糖尿病もこれらの症状を起こしやすいです。
夏バテと思って何もしなくて過ごしていたら、検査などで糖尿病だったということもあります。夏バテのような症状を感じましたら、しっかり休息し、規則正しい生活や食事に注意し、症状が改善すれば糖尿病の可能性は低く、改善しなければ病院へ行きましょう。
夏バテと糖尿病の他の鑑別として、頻尿、多尿、両足のしびれなどある場合は糖尿病の可能性が高く、また、夏が過ぎても症状が改善されなくても病院へ行きましょう。

○糖尿病は夏バテに特に注意
糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法ですので、夏バテになると糖尿病が悪化するのは想像に難くありません。
食欲がないからといって、口当たりのよいあっさりしたもの(そうめんやそばなど)ばかりですと栄養状態を悪くし、また夏バテ防止といって食事療法を無視してまで大量に食べると血糖コントロールを悪化させるので、夏の食事は他の季節よりも注意が必要かもしれません。
発汗による脱水を防ぐために水分を摂取するのですが、口当たりのよい糖質が相当入っている清涼飲料水が多いので、選ぶときにカロリーなど栄養成分をチェックしましょう。また、夏の果物には水分が多く含まれるので夏バテに効果的で、おいしいので知らないうちにたくさん食べてしまいがちですが、果糖が多く含まれているのでほどほどに。
糖尿病の方には食後の運動が効果的ですが、暑いときに気合を入れて運動しても調子を崩すことがあります。糖尿病の治療方法にもよりますが、やはり涼しい早朝や夕食後に運動し、体力を落とさないようにしましょう。

夏バテの予防や改善には、休息、良質な睡眠、規則正しい生活、食事、運動などが大切ですが、それに鍼治療を加えてみては如何でしょうか?
鍼治療によって自律神経を整え、胃腸の調子を整え食欲増進し、身体のだるさややる気の低下の改善が期待できます。
転ばぬ先の鍼治療、是非お勧めです。
      (文責:山田 篤)


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投稿者 東洋医学研究所