糖尿病通信

2016年9月 1日 木曜日

糖尿病通信18 ラムネ菓子と低血糖

○脳の疲れにラムネ菓子!
駄菓子屋に行くと必ずあったラムネ菓子。素朴で甘酸っぱく、まろやかで美味しい味が好きな方が多いでしょう。現在でもコンビニエンスストアの駄菓子コーナーに行くと、ビン型ケースのラムネ菓子がまず置いてあるので、まだまだ需要はあるということです。このラムネ菓子、目覚めが悪いとき、勉強疲れ、長時間ドライブ、食後の眠気覚ましなどにとても効くと評判です。
そんなラムネ菓子が低血糖の回復にも効果的ですよ、というのが今回のお話です。

○低血糖とは?
何らかの原因で血糖値が下がり過ぎることがあります。これを低血糖と呼びます。
血糖値が正常の範囲を超えて急速に低下したために生じる症状(発汗、不安、動悸、頻脈、手指振戦、顔面蒼白など)や、血糖値が50mg/dl程度に低下したために生じる症状(頭痛、眼のかすみ、空腹感、眠気など)があり、50mg/dl以下になると緊急事態で、けいれんなどが出現し昏睡に陥ります。
糖尿病の方は血糖値を下げる治療をされているので、低血糖になる危険性は大いにあります。また、糖尿病でなくても、その日の体調などによっては低血糖になる可能性もあります。

○ラムネ菓子が低血糖に効果的です
医療機関から低血糖と感じたら早いうちにブドウ糖やブドウ糖を含む飲料水を摂取するようにと指導されます。
ところでこのラムネ菓子は何からできているのか?主に3つの成分、片栗粉、クエン酸、そしてブドウ糖です。脳のエネルギーはブドウ糖が使われるので、脳の疲れにはとても効果的です。当然、低血糖の改善にはブドウ糖が第一選択になるのでラムネ菓子は効果的です。医療者によっては低血糖の回復にはラムネ菓子!と言われるくらいで、口に入れればすぐに溶けるため喉に詰まらないこともポイントです。また、ビン型ラムネ菓子のカロリーは100kcalで意外と高くなく、一気に食べなければヘルシーなお菓子です。

但し、ラムネ菓子なら何でも良いわけではありません。風味やまろやかさなど味に特徴を出すために、ブドウ糖ではなく砂糖を使っているメーカーもあります。砂糖はブドウ糖と比べると効果発現が遅延しますので注意が必要です。ラムネ菓子の成分表にブドウ糖なのか砂糖なのかが書いてありますので確認しましょう。
運転中に低血糖になり交通事故を起こしてしまうこともあり、低血糖になると危険です。低血糖の気配を感じましたら速やかにブドウ糖を摂取しましょう。
その摂取方法として、また、脳の疲れの改善のお供に美味しいラムネ菓子を常に忍ばせてはいかがでしょうか?
    
    (文責:山田 篤)


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投稿者 東洋医学研究所