糖尿病通信

2017年2月 1日 水曜日

糖尿病通信22 血糖値がスパイクする?

○血糖値スパイク
平成28年10月にNHKで放送されてから一躍認知された「血糖値スパイク」。
「血糖値スパイク」という概念は以前からあります。この現象があると糖尿病に移行しやすいことは分かっていたのですが、ある事柄が分かってからより注目されるようになっています。
今回はその「血糖値スパイク」を2回に分けて取り上げます。

○そもそも「スパイク」とは?
辞書で「スパイク(spike)」を調べてみました。
意味は種々ありますが、今回の意味ではまず、折れ線グラフで上に山型に折れた部分、急上昇の意味のことです。
通常、血糖値は食後でも140㎎/dlを超えることはないので、持続して測定した血糖値のグラフはなだらかですが、人によっては食後の血糖値が140mg/dlを軽く超えてしまう場合があり、食後だけ急上昇している、尖っているグラフになります。しかし、食後の血糖値が高いだけなので、通常の健康診断では見つけられません。また、糖尿病になると血糖値は高値に移行するためスパイク状のグラフにはなり難いです。
このことから、食後の血糖値が急上昇してしばらくすると戻る、これが「血糖値スパイク」です。

○血糖値でスパイク!
そして、スパイクの意味としてもう一つ。
バレーボールでボールをスパイクする、つまり「鋭く攻撃する」という意味も含まれていると考えられます。
血糖とはグルコースのこと。このグルコースの急上昇が繰り返されると、血管内壁の細胞から「活性酸素」が大量に発生させ、細胞を傷つけます。
よって、血糖値と言うよりはグルコースでスパイク(攻撃)する「グルコーススパイク」なのですが、一般の方がより理解し易く、認知され易い言葉として「血糖値スパイク」にしたと思います。
 
今回は「スパイク」の意味から「血糖値スパイク」について考えてみました。
「血糖値スパイク」があると様々な不都合が発生しますので、これを是正するのが大事になります。
次回は、不都合な事実とその解決法についてです。
       (文責 山田篤)


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投稿者 東洋医学研究所