糖尿病通信

2017年11月 1日 水曜日

糖尿病通信30 持続血糖測定器

○持続血糖測定器
24時間の血糖値データを2週間分得たり、瞬間的に血糖値が測定できるツールが普及し始めています・・・というのが前回のあらすじでした。
そのツールを生かして、自分の体で興味あることを色々試しました、というのが今回のお話です。

Ⓐ野菜サラダ vs ラーメン
以前の糖尿病通信でも話題に載せています「食べる順番は野菜から」。  野菜を先に食べると血糖値を穏やかに上昇抑制させますが、実際にはどうでしょうか?
そこで、ラーメン単品と、野菜を食べてからラーメン(野菜→ラーメン)を食べた時の血糖値の推移を比べてみました。
ラーメンは、名古屋と言えば「○がきやラーメン」(エネルギー:385.7 kcal、タンパク質:15.8 g、脂質:5.9 g、炭水化物:67.5 g)。野菜はコンビニやスーパーなどで手に入る一人前の「野菜サラダ」(エネルギー:19kcal)です。
結果はグラフのⒶです。見事に野菜→ラーメンの方が血糖値の上昇を抑えています。食物繊維の効能はしっかり発揮されています。


Ⓑ食後の散歩(20分)vs 僅かな徒歩
ラーメンのように脂質+炭水化物は食後の血糖値は上昇した後は横ばいに続き、なかなか下がりません。一方、食後の運動をすると血糖値を抑制する急性効果があるといわれています。
そこで、ラーメンを食べた後に運動(散歩)をするとどうなるのでしょうか?
ラーメンのみは食後約1時間後に20分程散歩しました。野菜→ラーメンは食後2~3分歩いた程度です。
結果はグラフのⒷです。散歩は普段通りの速さで歩きました。それでもしっかりと血糖値を抑え続けています。一方、野菜を食べて血糖値の上昇を抑えたのにも関わらず、食後少し動いた方は、一時的には下がりましたが、抑えきれずに高値で横ばいが続いていました。
普通に歩いた程度でもこの抑制効果です。食後はやはり何らかの形で動くのが血糖値を抑えるのに効果的です。

次回へ続く・・・ 
  (文責 山田篤)


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投稿者 東洋医学研究所