顔面神経麻痺通信

2018年9月 1日 土曜日

顔面神経麻痺通信 3 発症メカニズム

ベル麻痺・ハント症候群の発症メカニズムは?
顔面神経は脳幹から発し、頭蓋骨の耳の部分(側頭骨)の中にある顔面神経管を通り、耳たぶの後ろから出て顔面に分布しています。顔面神経管は人体の中で最も狭く最も長い骨性神経管です。顔面神経には直角に曲がっているところがあり、膝神経節といいます。
ベル麻痺の多くは、疲れやストレスなどにより膝神経節で単純ヘルペス1型の再活性化が起こることが原因です。ハント症候群は、膝神経節で水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化が起こることが原因です。ウイルスの再活性化で顔面神経炎を生じますが、膝神経節の部分は顔面神経管が直径約1mmと大変狭いために神経が腫脹すると圧迫されて障害が起き、顔面神経麻痺を発症すると考えられています。

顔面神経麻痺を公表されたMr.マリックさんの場合は、超魔術の演出が「超能力」のようなものに見られ、世間では本物の超能力と信じ込む人も多く、ある時期からいっせいに「インチキ」とバッシングされたことによるストレスで顔面神経麻痺を発症し、しばらくテレビ界から遠ざかったと報道されています。 


 
このように、強いストレスや、過労などによって上記のようなメカニズムで顔面神経麻痺を発症するケースが多いと考えられています。       
(文責 井島晴彦)


投稿者 東洋医学研究所