活動内容

2021年10月 7日 木曜日

(公社)生体制御学会第2回Web講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました

令和3年10月3日(日)(公社)生体制御学会第2回Web講習会講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました。

(公社)生体制御学会第2回Web講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)
(Zoomによるオンライン配信)

9:30~10:20
記憶を作るメカニズム ~睡眠と夢:眠りが記憶を強化する~ 
(公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座       
名古屋大学環境医学研究所生体適応・防御研究部門脳機能分野教授
澤田 誠 先生

今日は睡眠について御講義頂きました。
「生物にとって寝ている時は敵から攻撃される危険が最も高い時間となります。それでも生物は寝ます。それでは、なぜ睡眠は必要なのでしょうか。
 人間は動物の中で眠る時間が長いとされています。それは、単に安心して眠れる環境があるからだけではないようです。ここに睡眠が必要である理由があります。
 睡眠は大きく、レム睡眠とノンレム睡眠に分かれています。近年の研究で、ノンレム睡眠時には脳で新しいシナプスがどんどん作られ、レム睡眠時にシナプスをどんどん壊すことが分かってきました。
レム睡眠時に壊すシナプスは情報の取捨選択をしており、必要のないシナプスを壊していると考えられています。
 睡眠は体の休息と共に、脳の情報整理をしていることが分かってきています。」と御講義頂きました。



10:30~12:00
基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 
愛知医科大学客員教授(神経内科)
岩瀬 敏 先生

今日は自律神経、特に発汗について御講義頂きました。
「人間は汗をかいて体温調節をしていますが、他の動物はどうでしょうか。犬は放熱のほとんどをあえぎに頼っています。象は体温調節のために水浴が欠かせません。うさぎは耳が大きく、耳からの放熱で調節しています。
系統発生学的に汗をかくというのは人間だけ(類人猿の一部も汗で調節)であり、高等な機能になります。
発汗は2種類あります。1つは精神性発汗であり、感動したときや、興奮、緊張したときにかきます。全身に汗をかきますが、特に手掌、足底でかきやすく、精神性刺激が元でかきます。発汗量は少ないのが特徴です。
もう1つは温熱性発汗であり、暑い時や運動中に体温調節のためにかきます。有毛部から汗をかき、温熱性刺激が元で発汗量が多いのが特徴です」と御講義頂きました。

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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2021年7月19日 月曜日

夏休みは子供定期券で元気に過ごそう

夏休みは子供定期券(すくすく定期券)で元気に過ごそう。

子供定期券(すくすく定期券)を購入すれば、7月20日~8月31日までの間に何回治療にきてもOK。

対象:0~12歳

なお、詳細については、各治療院にお問い合わせ下さい。各治療院によって条件や設定金額に違いがございます。
また、質問は随時各治療院にて受け付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。





























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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2021年7月 8日 木曜日

(公社)生体制御学会第1回Web講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました

令和3年7月4日(日)(公社)生体制御学会第1回Web講習会講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました。

(公社)生体制御学会第1回Web講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)
(Zoomによるオンライン配信)

9:00~10:30
脳の働きと記憶の意味 ~脳はありのままを見ていない~
  (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座       
名古屋大学環境医学研究所生体適応・防御研究部門脳機能分野教授
澤田 誠 先生

今日は脳とコンピュータの違いについて御講義頂きました。
「脳とコンピュータの本質的な違いで考えられるのは大きく3つあります。まず、脳はコンピュータと違って間違えます。また、感情が脳にはあり、伝達に関係した配線以外のものがあります。
 脳の記憶容量を計算すると、約17.5テラバイトあり、DVDにすると約3700枚分になります。多く感じるかもしれませんが、すべて記憶していると数日分しか覚えていることができません。
 そこで、記憶は必要なものは残し、不必要なものは忘れていきます。では、なにを基準に脳は必要な情報と思うのでしょうか。それは、自然界で生存するために大切であるかどうかが重要になります。コンピュータのように情報の蓄積ではなく、環境が変化する自然を相手に必要な情報と思われるものを優先的に記憶として残していくのです。
 長期記憶の種類は大きく4種類あり、化学式や記号、言葉の意味や数式など一般的に知識と呼ばれる意味記憶、スポーツや自転車の乗り方など、体で覚えた手続き記憶、経験や出来事など個人の思い出に関するエピソード記憶、無意識に覚えている、先に覚えていたものと結びつけて思い起こすプライミング記憶があります。」と御講義頂きました。


10:40~12:10
基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 
愛知医科大学客員教授(神経内科)
岩瀬 敏 先生

今日は自律神経について御講義頂きました。
「自律神経とは、文字の通り自らを律する神経であり、意識の上に昇らず、人体を制御してくれる神経になります。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は闘争と逃走の神経と言われ、激しい運動中、興奮や緊張時、イライラや恐怖を感じる時に強く働き、副交感神経は癒やしとメンテナンスと言われ、睡眠時、休息時、食事、食後、安心感、達成感、リラックスしているときに強く働く神経になります。
自律神経支配の特徴として、二重神経支配があり、例外はありますが、基本的に1つの器官は交感神経と副交感神経の両方の支配を受けます。また、相反性神経支配と言って、交感神経と副交感神経は互いに亢進と抑制を行っており、標的器官の機能にとって協力的に作用します。
副交感神経は迷走神経と仙髄神経があり、迷走神経は副交感神経活動の75%を担っています。迷走神経の支配領域は、硬膜、耳介、上咽頭、肺、心、腎、胃、小腸、横行結腸の脾曲までであり、残りの脾曲より遠位の結腸、直腸、腎、膀胱、前立腺、生殖器は仙髄系となります。」と御講義頂きました。

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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2021年4月21日 水曜日

浜松市で東洋医学研究所®グループさなる台鍼療院が開院しました。

令和3年5月2日(日)に浜松市で東洋医学研究所®グループさなる台鍼療院が開院しました。
さなる台鍼療院のホームページはこちら

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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2020年3月 6日 金曜日

お知らせ (公社)生体制御学会第299回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました

令和2年3月1日(日)(公社)生体制御学会第299回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。

(公社)生体制御学会第299回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)
9:30~10:20
自律神経機能評価  (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座       
名古屋市立大学大学院医学・医療教育分野教授
早野  順一郎 先生
今日は心拍変動の分析による生命予後の予測について御講義頂きました。
「今、臨床で最も広く実用化されているセンサーにホルター心電図があります。
不整脈や一過性心筋虚血の診断が目的で、患者さんが24時間自由に行動できる心電図の連続モニタリング法です。1回の測定で約10万心拍分の心電図波形が記録され、記録終了後には自動で解析されます。
日本では2007年より『ホルター心電図ビッグプロジェクト』を行なっており、約72万例の匿名化された24時間心拍データを収集しております。
その心拍の変動を可視化するために、心電図のN-N間隔(連続する洞調律の正常な脈)を測ってグラフにします。その変動の大きさや特徴を定量化します。それで測った間隔を見ていくことで、その一つ一つの間隔がゆらいでいる波が心拍変動です。
心拍変動の分析法としてスペクトル分析があります。可視化された心拍変動がどのような周波数でどのようにゆれているかを見るためのものです。指標として、HF(心臓迷走神経機能の指標)、LF(交感神経と迷走神経によって媒介される)、この2つを割ったものがLF/HFで、起立によって増加し交感神経活動を反映するのではないかと考えられています。そのため、心拍変動の変動性が減少することにより死亡リスクは高くなります。」と御講義頂きました。


10:30~12:00
基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬 敏 先生

今日は高次脳機能について御講義頂きました。
「本日は覚醒と睡眠のパターンの機序と脳波について説明します。
まずは脳波ですが、頭皮に電極を取り付けて増幅器で増幅して記録する波のことです。大脳皮質の総体的な活動が記録できます。脳波の周波数の種類として
δ 波デルタ(0.5∼3 Hz)
θ 波シータ(4∼7 Hz)
α 波アルファ(8∼13 Hz)
β 波ベータ(14∼30 Hz)
があり、θ 波とα 波の間の8Hzが境になっていて、α 波が出ていれば覚醒していますし、θ 波が出ていればうとうとしている状態で、δ 波が出ている時には意識がありません。β 波が出ている時は目が開いている、ということがわかります。
脳波でわかることとしては①意識があるのか②転換の異常な脳波が出現しているかどうか③認知症などによってどの程度脳の機能が低下しているのか④睡眠異常があるのか⑤脳死の判定です。頭が良いか悪いか、夢の内容はわかりません。
検査は電極を頭に貼り、コンピューターで解析します。
睡眠段階と脳波についてですが、ステージⅠ入眠期ではα 波が50%以下で遅い眼球運動があり筋緊張が低下、ステージⅡ軽睡眠期ではθ 波~δ 波の振幅が不規則になります。
ステージⅢ中等度睡眠期にはδ 波が20%~50%出ます。δ 波が50%以上出るのがステージⅣ深睡眠期になります。ここまでがノンレム睡眠、深い睡眠になります。ステージREMではステージⅠと同様ですが急速眼球運動と明らかな筋緊張低下が見られます。この状態をレム睡眠と言います。」と御講義頂きました。


 
13:00~13:50  
心臓リハビリテーションに対する基礎・臨床(4)
「心臓リハビリテーションにおける看護」
名古屋ハートセンターリハビリテーション部 看護師主任
東田  雪絵 先生
今回は「心臓リハビリテーションにおける看護」と題して御講義頂きました。
「名古屋ハートセンターでは多職種協同のリハビリテーションをもって患者さんの回復を図っております。医師・看護師・理学療法士・管理栄養士・事務の方々も含めてチーム医療を行なっており、入院患者だけでなく外来患者の心臓リハビリテーションも実施しております。そして、急性・慢性心不全診療ガイドラインにのっとって行われています。
心臓リハビリテーションでは第Ⅰ相の急性期では日常生活への復帰を目的としています、第Ⅱ相前期回復期において入院から社会生活への復帰、第Ⅱ相後期回復期は外来リハビリテーションとしての社旗生活の復帰を目指します。第Ⅲ相維持期においては快適な生活を送ることと、再発予防を目的に、それぞれ服薬指導や運動療法、食事指導やカウンセリングを行います。
日本は高齢化に伴い心疾患患者が増加しており、今や国民病になりつつあります。高齢化心不全においては認知機能の低下も見られ、入退院を繰り返すことにより、要支援段階になってしまいます。そして介護の必要も出てくると、医療だけではなく看護・リハビリテーション・保健・福祉など地域全体で連携しケアしていく必要性もあると思います。そして本人の選択と家族の心構えも重要になってきます。」ということを、スライドを用いて詳細に御講義頂きました。

14:00~14:50 生活習慣病に対する症例報告及び症例検討
生活習慣病に対する症例報告・検討
「糖尿病と鍼灸治療」
(公社)生体制御学会研究部生活習慣病班班長 
山田  篤 先生

今回は「両側交代性顔面神経麻痺に対する鍼治療の症例検討」と題して御講義頂きました。
糖尿病により血糖値が高くなっていたため、顔面神経麻痺になるリスクが高くなることを教えて頂きました。今回は左末梢性顔面神経麻痺が鍼治療で改善したのちに右末梢性顔面神経麻痺を発症した症例に対し鍼治療を行い、柳原法(40点法)を指標としたところ、糖尿病があるためステロイドを使用できなかったものの、左末梢性顔面神経麻痺は28回の鍼治療で完全治癒し、右末梢性顔面神経麻痺は11回の鍼治療で完全治癒した症例のご紹介がありました。このことはステロイドを使用しないで強化インスリン療法により血糖コントロールができて鍼治療により早期に改善できたことを、スライドを用いて詳細に御講義頂きました。


15:00~16:30 名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(5)及び認定試験
睡眠の基礎と臨床
「未来に向けての睡眠医療」            
名古屋市立大学睡眠医療センター センター長 中山  明峰 先生

今回は、睡眠育成士認定講座の主旨についてご講義頂きました。
「昔、『江戸煩い』という病気がありました。症状はだるい、食欲不振、はては手足の痺れまで出てきました。それは脚気でありビタミンB1の不足によるものです。白いご飯に0.03mgしか含まれず、玄米には0.24mg含まれています。このわずかな差に気づかずに手足が動かないので脚気がもとで亡くなる方が大勢出てきます。明治時代は脚気が多く、難病で原因もわからず昭和初期まで毎年1万人の死者が出ていました。しかし、その後『食育』、食事に対して知識を持とうということになり、死者は出なくなりました。
ところが睡眠教育『眠育』はいまだに注目されていません。その背景の怖さに何が起きているかというと、不眠症による睡眠薬や精神安定剤の服用が挙げられます。2007年のデータですが、有害性も依存性も認められているということです。
もう1つ大きな問題として、睡眠時無呼吸症候群があります。この状態で事故を起こす例が増えてきたこともあり、我々のような専門家が誕生したのです。『不眠症』と『睡眠時無呼吸症候群』、この2二大問題はこれまで学んできた中で絶対知ってほしい問題です。そしてもう一つ、不登校の問題です。文部科学省の調査で、不登校のきっかけの第2位に生活リズムの乱れ(朝起きれない)があるのです。
そして未来に向けての睡眠医療とは、①皆様が自分の睡眠を正すこと、②周囲に接する方の睡眠を正すこと、③未来の子供たちの睡眠を正すことだと考えています。今から睡眠育成士認定試験がありますが、皆様方にはこの3点を託したいと思います」と御講義頂きました。
また、東邦大学社会疫学研究室の坂本なほ子先生からは、名古屋市小学生睡眠生活調査のご紹介をして頂きました。
そして講義の後、第2回睡眠育成士認定試験が開催されました。

中山明峰先生
 
坂本なほ子先生



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