活動内容

2018年10月11日 木曜日

(公社)生体制御学会第292回定例講習会に参加してきました

平成30年10月7日(日)(公社)生体制御学会第292回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。

(公社)生体制御学会第292回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:30~12:00 基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬 敏 先生
今日は脳神経の基礎について御講義頂きました。
「第Ⅱ脳神経は視神経になります。目から入った情報は脳に伝わるまでに交叉します。つまり、右目から入った情報は左側の脳の後頭葉へ、左目から入った情報は右側の脳の後頭葉へ情報が伝わります。このことは重要で、特に脳の病がどこにあるのか推測する時に役立ちます。
視交叉上核は、生物時計の働きに重要な場所で、人間は基本的に25時間の生物リズムをもっていますが、視交叉上核の働きにより、24時間のサイクルに調節されています。
暗順応とは、明るい環境から暗い環境へ急に変化したときに、最初は何も見えないが、徐々に暗さに慣れて見えるようになることを言います。これは、動物の自律機能の1つであり、光量が多いときは錐体が働き、光量が少なくなると桿体が働くようになることからおこります。暗順応は早い人で2・3分で、遅い人で20分くらいかかります。
視野は目に見える範囲であり、正常な人で左右120度あります。馬など両目が顔の左右についている動物は、180~200度と視野が広いですが、立体的に見る能力は低いと言われています。
第Ⅲ脳神経は動眼神経、第Ⅳ脳神経は滑車神経、第Ⅵ脳神経は外転神経であり、この3つの脳神経は眼球運動を司ります。動眼神経は上直筋、下直筋、内直筋、下斜筋、滑車神経は上斜筋、外転神経は外直筋を司っています。
第Ⅴ脳神経である三叉神経は一番太い神経であり、主に顔面の知覚を司っています。その中の下顎神経は、咬筋と側頭筋の動きを支配しています。」と御講義頂きました。



13:00~13:50  
生活習慣病の基礎・臨床、診断と治療 
(公社)生体制御学会研究部生活習慣病斑班長
(公社)生体制御学会理事
山田 篤 先生
今回は「糖尿病について7」と題して御講義頂きました。
前回までの復習で、「糖尿病治療の目標について」をお話された後、運動療法の目的や効果、運動の強度(有酸素運動やレジスタンス運動)について詳しい御説明がありました。食事療法については膵臓の負担を軽くするために毎日の食事量から必要なカロリーを計算しながら、その範囲内で食事を楽しむことと、食事の際にはまず野菜から食べることが重要であるということについて、スライドを用いて詳細に御講義頂きました。


14:00~14:50 生活習慣病に対する症例報告及び症例検討
「糖尿病の鍼灸治療」
三陰三陽塾鍼和会相談役
林 﨨一 先生
今回は「糖尿病の鍼灸単独治療の一症例について」と題して、HbA1cの数値を知るために病院には行くものの服薬治療はせずに鍼灸治療のみで糖尿病を改善したいと訴えた症例について、東洋医学的な視点から臨床の経験も踏まえてご報告頂きました。



15:00~16:00 鍼灸学校学生向け企画 スポーツ傷害に対する鍼治療
「スポーツ傷害治療に必要なその他のテクニック」
早川治療院 院長
早川 和浩 先生
 「スポーツによる怪我には鍼灸治療以外にもアプローチ方法はあります。もちろんスポーツ傷害に対する鍼治療として、捻挫や肉離れ、打撲など、急性期に対しても私の経験的には鍼治療は有効ですし、野球肘やランナー膝、腰痛分離症などのオーバーユース症候群にも有効です。その他のアプローチとして、スポーツマッサージやテーピングなども有効です。スポーツ分子栄養学について学ぶことも大事であると思います。また、【スポーツリコンデショニング】として怪我をした後に痛みを取り除き練習や競技に復帰するためのリハビリや、再発しないように体を整えたり体を作る事を目的としています。
私が持っている資格であるアスレチックトレーナーですが、日本では国家資格ではなくセカンドライセンスといってよいです。ですから鍼灸師として治療ができるようになり、その他のアプローチもできるようにするのが良いと思います」と経験談から御講義頂きました。


16:10~17:00 
名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(3)
「睡眠の基礎と臨床」      
名古屋市立大学睡眠医療センター・臨床検査技師
安東カヨコ  バールドワジ先生

今回は睡眠時無呼吸症候群について御講義頂きました。
「睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に十分な休息が取れず、結果的に昼間眠気に襲われる事になります。症状はいびきと傾眠の2点であり、中高年の肥満男性に多発するものだと考えられていましたが、原因には肥満の他に、東洋人の場合は顔面の骨格も影響しています。下顎が小さい人や顎のほっそりして口腔内の狭い人、舌が分厚く皮下脂肪が多い人は中年男性に限らず小児や女性にも当てはまります。合併症として高血圧や気分障害、冠動脈疾患や心不全、心房細動などがあり、注意が必要です。
睡眠の検査として、PSG(睡眠ポリグラフ検査)とOCST(携帯用睡眠時無呼吸検査装置)があります。PSGは脳波、顎筋電図、眼球運動、呼吸運動、動脈血酸素飽和度、心電図などを終夜にわたり同時に記録し、睡眠と覚醒の区別や睡眠の質と量を評価します。数値の信頼性は高いですが、入院する必要があり費用もかかります。OCSTの検査は簡便であり、入院も不要です。検査でわかる疾患としてはPSGは睡眠障害全般にわたりますが、OCSTは睡眠時無呼吸症候群のみになります。簡単に調べたいのであればOCSTで良いですが、詳しく調べるならばPSGをお勧めします。
治療はCPAPを用います。CPAPは元々人工呼吸器の管理の回復期・離脱期に使用されており、一方的に空気を送り出す(陽圧)ものです。睡眠中に装着し、自動装置に任せて無呼吸のパターンに応じて圧を変えて呼吸を管理します。使用時間が4時間以上で使用率が70%であれば良好です。
外科的治療としては鼻腔の形成手術や口蓋扁桃摘出手術、下顎を延長する手術などがあります。他にマウスピースも有効です」と御講義頂きました。


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2018年8月30日 木曜日

第36回公益社団法人生体制御学会学術集会に参加しました

平成30年8月26日(日)に名古屋市立大学で行われた第36回公益社団法人生体制御学会学術集会に東洋医学研究所®グループの先生方が参加しましたので報告します。

日時:平成30年8月26日(日) 9:00~15:30
場所:名古屋市立大学医学部総合情報センター川澄分館さくら講堂( 図書館3階)

  
会場風景

受付風景

〔開 会 式〕9:00~9:20

学術集会長挨拶
愛知医科大学医学部生理学講座 教授
第36回公益社団法人生体制御学会学術集会長  岩瀬  敏 先生



第36回公益社団法人 生体制御学会学術集会の開催にあたり
学術集会長として挨拶をされる岩瀬 敏先生


開会式で挨拶をされる伊東恵美子名古屋市副市長

来賓の先生方


(公社)生体制御学会の役員の先生方
東洋医学研究所®所長の黒野保三先生 (前列右端)
副所長の石神龍代先生 (前列左端)


〔一般口演〕9:30~10:20(全4題)
第2席9:45~10:00
「気象の変化と不定愁訴について(3)-四季による不定愁訴の変化-」
(公社)生体制御学会研究部 古典文献(鍼灸)研究班 
角村 幸治 先生

 
健康チェック票の不定愁訴指数が四季別(春夏秋冬)に差があるかを検討し、夏・秋・冬と比較し春の不定愁訴指数平均点数が有意に高かったことを報告する東洋医学研究所®グループかどむら鍼灸院院長の角村幸治先生


 
座長を務める東洋医学研究所®グループ二葉はり治療院の甲田久士先生(左)
                        鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸学科教授の佐々木和郎(右)
 




シンポジウム 10:30~12:00
「顔面神経麻痺に対する西洋医学と東洋医学の連携」
司  会:名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野教授 
名古屋市立東部医療センター病院長 村上 信五 先生
シンポジスト:
「ウイルス性顔面神経麻痺における実践的薬物治療」
名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野助教
江崎 伸一先生
「末梢性顔面神経麻痺の後遺症とリハビリテーションについて」
豊橋市民病院  リハビリテーション技術室長
森嶋 直人先生
「末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療について」
(公社)生体制御学会  生体防御免疫疾患班班長
井島 晴彦先生


 
黒野式全身調整基本穴と顔面の経穴に対して鍼治療(筋膜上圧刺激)を行った顔面神経麻痺患者を対象に、柳原法を使用して症例集積し、経過観察を行ったところ、19症例のうちBell麻痺14例の転帰は治癒8例、回復良好5例、回復不良1例となり、Hunt症候群5例の転帰は治癒3例、回復良好2例となった。薬物の使用を中止したBell麻痺5例において、自然治癒が考えにくい発症から長期間経過した症例や、鍼治療開始後通常の回復経過よりも良好な回復を示した。顔面神経麻痺発症から鍼灸院に来院するまでに3年半や6年経過している症例にも改善が認められたことを報告する東洋医学研究所®グループ井島鍼灸院院長の井島晴彦先生

ディスカッション風景
 
司会を務める名古屋市立東部医療センター病院長の村上信五先生

〔教育講演〕13:00~14:00 市民公開講座((公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 )
「これからの糖尿病治療」
講師:医療法人 洪内科クリニック    理事長     洪  尚樹先生
司会:社会医療法人八千代病院内分泌代謝内科部長  藤井  徹先生

 
これまで糖尿病治療の目標である「良好な血糖コントロールを達成・維持することで慢性合併症の発症・進展を阻止すること」についてと、アメリカにおけるHbA1cが6.5%以下の症例や80歳以上の高齢者や癌合併症例などの余命が10年以上期待できない症例では、治療を緩めて患者の治療への負担の軽減を計るべきではないかとの考え方についてや、2型糖尿病の治療薬の変遷についてなど、現在の2型糖尿病治療のこれからのあるべき姿などについて講演中の洪 尚樹先生。

司会を務める社会医療法人八千代病院内分泌代謝内科部長の藤井 徹先生




控室にての歓談風景(右から公益社団法人生体制御学会名誉会長の黒野保三先生、大村秀章愛知県知事、第36回公益社団法人生体制御学会学術集会長の岩瀬敏先生、公益社団法人生体制御学会会長・第36回公益社団法人生体制御学会実行委員長の皆川宗徳先生、特別講演講師の澤田誠先生)


特別講演の前に挨拶をされる大村秀章愛知県知事
 

特別講演  14:40~15:40  市民公開講座((公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 )
演題:「記憶の仕組み、夢の意味」 
講師:名古屋大学環境医学研究所生体適応・防御研究部門脳機能分野    教授 澤田 誠 先生
司会:愛知医科大学医学部生理学講座教授
第36回公益社団法人生体制御学会学術集会長  岩瀬  敏 先生
  

脳の情報処理についてや感情と記憶の関係、睡眠中の脳の働きと夢についてや、認知症と物忘れの違いと記憶の持つ意味など、動画を用いてに講演中の澤田誠先生。

司会を務める岩瀬  敏先生
 


〔閉 会 式〕15:40~16:00

学術集会長挨拶
愛知医科大学医学部生理学講座 教授
第36回公益社団法人生体制御学会学術集会長 岩瀬  敏 先生

今回の学術集会の開催にあたり、種々ご指導頂いた学術集会顧問の黒野保三名誉会長をはじめ、ご来賓の先生方、ご講演・ご発表頂いた先生方、実行委員の先生方や参加された会員への御礼の挨拶をされる岩瀬敏先生。

来賓の先生方と学術集会実行委員の先生方との記念写真
東洋医学研究所®グループの先生方は全員実行委員として協力しました。


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2018年7月 4日 水曜日

(公社)生体制御学会第291回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました

平成30年7月1日(日)(公社)生体制御学会第291回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。

(公社)生体制御学会第291回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:30~12:00 糖尿病の基礎と臨床 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
社会医療法人八千代病院 内分泌代謝内科部長 
藤井 徹 先生

「糖尿病とは血糖値が高くなる病気です。HbA1c6.5以上、空腹時血糖値が126mg/dl以上あれば、糖尿病が強く疑われます。
糖尿病は生活習慣病の代表的な病気となり、食べる、運動などのわずかな過不足が積み重なることで発症し、メタボリックドミノという悪循環に陥ってしまいます。
血糖値が高い、糖尿病になると何がこわいのかと言うと、気がつかないうちに病気が進み、合併症を引き起こしてしまう点です。その合併症のこわさは一度発症すると治癒しないこと、全身で同時進行すること、年齢などで進行が加速することがあります。合併症の中で太い血管の病気として、脳梗塞、心筋梗塞があり、細い血管の病気に網膜症、神経障害、腎症(3大合併症)があります。
糖尿病の原因の1つにインスリン抵抗性の亢進がありますが、その原因として、内臓脂肪量の過剰、皮下脂肪量の過剰、脂肪筋、脂肪肝などがあります。糖尿病合併症進展抑制のためにできることは、血糖コントロール、脂質異常症の改善、血圧管理、体重コントロール、尿酸コントロールがあります。」と御講義頂きました。





13:00~13:50  
生活習慣病の基礎・臨床、診断と治療 
(公社)生体制御学会研究部生活習慣病斑班長
(公社)生体制御学会理事
山田 篤 先生
今回は「糖尿病について6」と題して御講義頂きました。
前回までの復習で、「血糖コントロールについて」を理解するために糖の分類・種類についてお話された後、2013年の熊本宣言について、血糖コントロール目標や、検査値の意味(血糖値、HbA1c、1.5-AG、グリコアルブミン、尿糖)や基準値について、そして糖尿病治療の目標である血糖、血圧、体重などの良好なコントロール状態の維持が、高血糖によって引き起こされる、網膜症・腎症・神経障害や動脈硬化性疾患の発症進展を阻止し、健康人と変わらないQOLの維持や寿命の確保に重要であるということについて、スライドを用いて詳細にお話しして頂きました。

 

14:00~14:50 生活習慣病に対する症例報告及び症例検討
「経絡治療と高血圧」
経絡治療学会東海支部支部長
加賀 敏朗 先生

今回は「経絡治療と高血圧」と題して、高血圧の病理についてと、高血圧を伴うのぼせ、ふらつきがある女性に対し、半年間鍼治療を施したところ、血圧が安定し、のぼせとふらつきの自覚症状が改善した症例についてスライドを用いて詳細な報告がありました。



15:00~16:00 鍼灸学校学生向け企画 スポーツ傷害に対する鍼治療
「スポーツ傷害に用いる基本手技」
早川治療院 院長
早川 和浩 先生
「スポーツによる怪我にはスポーツ外傷とスポーツ傷害があります。
スポーツ外傷は捻挫や打撲、ダッシュ後の肉離れなどです。主に足関節に起こりやすい症状です。肉離れは10日ほどで治った状態になりますが、本格的に練習を再開すると再発するので、治療しながら3週目にランニングなどから再開すると良いです。
スポーツ傷害は、同じ動作を繰り返し行う事によって起こる炎症や疲労骨折などをいいます。アキレス腱などの炎症やゴルフ肘・野球肘・テニス肘などからシンスプリントの疲労骨折などです。
私の経験から言いますと、スポーツ時の怪我に対しては急性期に鍼治療をした方が良くなると思いますし、慢性期においても鍼治療は有効だと思います。日曜などで出来ない場合は鍼治療が良いですが、もし、病院を受診できるなら整形外科の受診を勧めます。何でも一人で最後まで患者を抱えるのではなく、選手や患者の事を考えるのであれば、例えば整形でレントゲンを撮ってもらったら剥離骨折していたというケースもあるので、整形外科や各科との連携を取れるようにすることも大事だと思います。」と経験談からのお話をして頂きました。
また、スポーツ鍼施術のポイントとして
・痛いところに打つ
・損傷部位に鍼先を正確に届かせる
・痛みの出る姿勢を再現させて打つ
・押手を通常よりしっかり強めにする
であることを教えて頂き、その後、早川先生の実技を交えながらのお話を頂きました。



 
16:10~17:00 
名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(2)
「睡眠の基礎と臨床」      
名古屋市立大学睡眠医療センター長
名古屋市立大学睡眠医療センター・臨床検査技師長
安東カヨコ  バールドワジ先生

今回は睡眠時の脳波の波形と検査法について教えて頂きました。
「睡眠のステージには覚醒・レム睡眠・ノンレム睡眠(ステージ1~4)があります。基本的に睡眠は頭を休めるノンレム睡眠から入り、体を休めるレム睡眠へ移行し、約90分サイクルで、一晩でノンレム睡眠-レム睡眠が4回から5回繰り返されます。
脳波の分類にはδ波・θ派・α波・β波があります。δ波・θ派は徐波睡眠、深睡眠と言われ深く眠っている時を指します。特にα波が重要で、寝ているか覚醒しているかがわかりα波が出現するかどうかで覚醒と睡眠を見極めます。β波は覚醒している状態です。
また、レム睡眠を見るためには脳波のみでは不十分で、眼球運動でも確認ができます。
そして睡眠の検査法であるポリソムノグラフィー検査(PSG)は、睡眠中の脳と体(主に呼吸と下肢の動き)の生理的現象を記録します。特に睡眠時無呼吸症候群を防止するために、脳波だけではなく睡眠中の呼吸にも注目されるようになりました。
もっと簡便な検査法として、検査施設外睡眠検査(OCST)があり、慣れた自宅での検査が可能であります。価格も安価であるものの脳波記録がないため詳細に見ることができない欠点があり、アメリカを中心に再度検討がなされています」と御講義頂きました。


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2018年7月 1日 日曜日

夏休みは子供定期券で元気に過ごそう

夏休みは子供定期券(すくすく定期券)で元気に過ごそう。

子供定期券(すくすく定期券)を購入すれば、7月20日~8月31日までの間に何回治療にきてもOK。

対象:0~12歳

なお、詳細については、各治療院にお問い合わせ下さい。各治療院によって条件や設定金額に違いがございます。
また、質問は随時各治療院にて受け付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。





























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2018年6月 6日 水曜日

お知らせ (公社)生体制御学会第290回定例講習会に参加してきました

平成30年6月3日(日)(公社)生体制御学会第290回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。
(公社)生体制御学会第290回定例講習会

10:00~10:20 第23回愛知県鍼灸生涯研修会開講式
第23回愛知県鍼灸生涯研修会開講式と、第22回(平成29年度)愛知県鍼灸生涯研修会における表彰が行われました。

ご挨拶をされる(公社)生体制御学会会長の皆川宗徳先生

 
代表で表彰状を授与される西田修先生

10:30~12:00 
基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座      
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬  敏 先生

今日は脳の基礎について御講義頂きました。
脳と脊髄から出る神経を末梢神経と言い、末梢神経には脳神経と脊髄神経があります。脳神経は12対、脊髄神経には、頸神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対の計31対あります。その中で、脳神経は大切で、第Ⅴ脳神経である三叉神経はV1眼神経、V2上顎神経、V3下顎神経と3つあり、重要です。
第Ⅰ脳神経は嗅神経で嗅覚を司ります。嗅覚は特に記憶と情動に関連します。ヒトの安全に重要な機能であり、焼ける匂い、敵の匂い、食物の匂い、腐敗臭などを嗅ぎ分けます。嗅覚受容体は遺伝子の3%を占め、遺伝子の割合からみても特に重要な機能であることがわかります。
第Ⅱ脳神経は視神経となり、ヒトの情報の90%を占めると言われています。近くを見るときは寄り眼になる動き(輻輳(ふくそう))、瞳孔が小さくなる、水晶体が厚くなるといった3つの調節が行われます。外眼筋の支配神経は、動眼神経がほとんどであり、その他に上斜筋は滑車神経、外直筋は外転神経の支配域になります。」とお話しして頂きました。


 
13:00~13:50  
糖尿病の基礎と臨床   (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
社会医療法人八千代病院 内分泌代謝内科部長
藤井  徹 先生

今回は糖尿病に基礎について御講義頂きました。
糖尿病とは血糖値が高くなる病気になります。空腹時血糖値が126mg/dl以上、食後血糖値、ブドウ糖負荷試験2時間値が200mg/dl以上あれば、糖尿病が強く疑われます。戦後から糖尿病患者は増え続けており、現在は戦後直後と比べて10倍となっています。糖尿病、または糖尿病予備群は2000万人いると言われています。血糖値はインスリンによってコントロールされています。インスリンは膵臓から分泌されます。同じ肥満でも内臓脂肪が多い人と皮下脂肪が多い人では糖尿病になりやすいかどうかが大きく違ってきます。内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満の方のほうが糖尿病になりやすいことがわかっています。
また、2013年の熊本宣言により、糖尿病コントロール目標が変わり、HbA1c7%未満となっています。」とお話しして頂きました。


14:00~14:50 
生活習慣病に対する症例報告及び症例検討
「糖尿病に対する鍼治療の一症例」
(公社)生体制御学会会員  
橋本 高史 先生

今回は、20年以上前に糖尿病を発症し、その後うつ病を発症、血糖値やHbA1cが高くなり、頭痛や耳鳴りなど種々の症状に悩まされていた女性に対し、週2回の治療頻度で半年間鍼治療を施したところ、HbA1cが安定し、うつ病の症状や糖尿病の自覚症状が改善された症例についてスライドを用いて詳細な報告がありました。
また、糖尿病の分類やHbA1cの目標値についても(一社)日本糖尿病学会の糖尿病治療ガイドラインの診断基準に基づいて詳しくお話しして頂きました。


 
15:10~16:00 
鍼灸学校学生向け企画 スポーツ傷害に対する鍼治療
「スポーツ傷害と鍼治療」
早川治療院院長
早川 和浩 先生

「私はアメリカでベースボールの、日本ではバスケットボールや重量挙げのトレーナーをしていました。北京オリンピックも帯同していました。
私はアメリカでアスレチックトレーナーの資格を取り、その後鍼灸の免許を取りましたが、アメリカと日本ではトレーナーの意味合いが違います。アメリカでは治療をしません。トレーナーとしての仕事は、現場での交通整理のようなもので、怪我をした選手の応急処置をしたり、救急車を呼んだりして、その後復帰のお手伝いをするのが仕事です。現場での治療は難しいです。一方、日本ではマッサージなどで選手のケアをします。これはどちらも一長一短あります。
私はアメリカで現場での処置を学び、日本では治療院を開いて治療院に選手が通ってくれています。十分な治療は治療院内でしかできないと思います。
アメリカでの資格であるアスレチックトレーナーは残念ながら国家資格ではありません。医療系の資格がなければ採用されにくいのが現状で、セカンドライセンスといってよいです。ですから鍼灸やマッサージなどの資格を取ってからアスレチックトレーナーを目指して行くのが良いと思います。治療家としてスポーツでの怪我の治療をしたいのか、スポーツの現場での処置をしたいのか。自分のイメージするトレーナー像を整理する必要があると思います。今はチャンスの時代です。是非学びの場に出てほしいと思います。」と経験談からのお話をして頂きました。


 

16:10~17:00 
名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(1)
「睡眠の基礎と臨床」      
名古屋市立大学睡眠医療センター長
中山 明峰 先生

今回は、【睡眠育成士】とは何かについてと、睡眠について御講義頂きました。
「現代社会の進化により子供たちのみならず、全国民の睡眠動態が悪化し、睡眠障害は社会的に大きな損失となります。
睡眠育成士は、睡眠衛生について学び、学んだことを非営利的に、情報を拡げることを目的とします。睡眠について正しく理解して頂き、睡眠育成士として、学校などの教育施設より眠育の要請があった際には積極的に応じていきたいです。
2017年の流行語大賞のノミネートに【睡眠負債】が入っておりました。【睡眠不足】ではありません。要は借金です。土日の休みに昼まで寝ている時点で【睡眠負債】です。それは認知症になるのも早まります。
睡眠は頭を休めるノンレム睡眠から入り、体を休めるレム睡眠へ移行し、約90分サイクルで、ノンレム睡眠-レム睡眠を繰り返します。そして、レム睡眠の間に記憶の定着が行われます。例として、徹夜で勉強して、試験を受けて、その後短時間の昼寝をしてもレム睡眠を経ないと記憶には残りません。ですから、仮眠ではない睡眠時間が必要になります。
不眠の治療は、まず患者の話をよく聞き【眠れない】についても、寝つきが悪いのか?夜中途中で目が覚めるのか?早朝覚醒なのか?また活動している間はどのような生活を送っているかなど、きちんと患者の状況を把握した上で睡眠衛生指導を行い、必要に応じ、薬を処方するということが大事です。昼間に体を動かしていないと夜眠れるわけがありません。携帯電話の充電と同じで、バッテリーが残っている状態で充電しているとバッテリーの寿命が短くなります。バッテリーが残り少なくなってから充電をする方が良いという事と同じです。
そのためには体を動かすことの方が睡眠薬や安定剤に頼って服用するよりもずっと良いと思います。先生方には正しい指導、アドバイスができるようにしっかりと勉強していただき、睡眠育成士として正しい情報を大いに世間に伝えてほしいと思っています」とお話しして頂きました。







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