活動内容

2017年8月 1日 火曜日

活動内容

学会・勉強会の活動


東洋医学研究所Ⓡグループは、より良い治療と、鍼灸の普及のために常に向上心を持って日々勉強に励んでいる先生方の集まりです。
学会活動はもちろんのこと、研究会や勉強会などにも積極的に参加しています。
このページで紹介している勉強会には鍼灸を業としている方、または鍼灸師を志す方であればどなたでも参加することができます。このページをご覧になって、私たちが参加している勉強会が「どのような会なのか、知りたい」と思われたらお気軽にお問合せ下さい。


私たちが参加している、公益社団法人 生体制御学会 定例講習会を行っている、公益社団法人 生体制御学会のホームページは、こちらからどうぞ>>>


講演会の活動


東洋医学研究所Ⓡ 所長 黒野保三先生による講演会が開催されています。講演では一般市民の方を対象に、正しい鍼灸の情報が丁寧に語られています。
詳しくは、こちらからどうぞ>>>
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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2017年4月13日 木曜日

お知らせ 平成29年5月3日に恵那市で東洋医学研究所®グループことぶき鍼灸院が開院します

恵那市の鍼治療院ことぶき鍼灸院
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2017年3月 9日 木曜日

(公社)生体制御学会第284回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました

平成29年3月5日(日)(公社)生体制御学会第284回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。
 
(公社)生体制御学会第284回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:30~10:20 睡眠の基礎と臨床 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
「睡眠の臨床3 睡眠呼吸障害、Restless Legs Syndrome、REM睡眠行動異常症」      
独立行政法人国立名古屋医療センター神経内科
岡田  久 先生

今回は主に睡眠時無呼吸症候群について御講義頂きました。
「睡眠は生活の基本の1つであり、快眠、快食、快便は生活習慣病予防になります。逆に睡眠時無呼吸症候群という睡眠障害になると、高血圧が1.3倍、脳梗塞が3.3倍リスクが上がることが報告されています。
東洋医学の古典には未病治と言って、昔の聖人は病気になる前に予防することが最善であることが書かれています。
睡眠時無呼吸症候群では睡眠ポリグラフを実施します。睡眠ポリグラフ検査とは、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなど睡眠障害を診断するために実施する検査であり、センサーや電極を全身に取り付けたまま8時間ほど眠り、脳波、眼球運動、筋肉の動きなどを測定します。他にWatch PATという睡眠時に指先に装着して、睡眠時無呼吸症候群などを判定する検査があります。
睡眠時無呼吸症候群の治療としては、CPAP(持続陽圧呼吸法)があります。CPAPとは、鼻を覆うようなCPAP装置をつけ、空気の通り道である気道に圧力をかけることで、狭くなっている気道部分を広げて睡眠時の呼吸を改善する治療法です。特に中度、重度の睡眠時無呼吸症候群の人に用います。
軽度の睡眠時無呼吸症候群の人は、マウスピースを用いることがあります。また、横向きで寝てもらう、減量、減酒を指導します。」というお話しがありました。


10:30~12:00 
神経科学の基礎9
「体性感覚」 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座      
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬  敏 先生

今回は体性感覚について御講義頂きました。
「体性感覚とは、視覚や聴覚といった特殊感覚と異なり、皮膚、筋肉、腱、関節、内臓の壁そのものに含まれる皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚のことです。体性感覚は視床で処理され、対側の大脳半球に送られる他、自律神経などに影響します。
受容器として、パチニ小体、マイスナー小体、メルケル小体、ルフィニ小体などがあります。触覚では、パチニ小体、マイスナー小体は素早く反応し、振動などによく反応する特徴があります。メルケル小体は押している速度をよく捉え、ルフィニ小体は押している感覚を受容するという特徴があります。
識別感覚は複合感覚とも呼ばれ、単独の受容器に由来する感覚ではなく、複数の感覚情報が脳で統合された結果生じる感覚で、2点識別感覚、立体認知、皮膚書字感覚などがあります。
感覚には他に温冷覚、痛覚があり、温度受容器の冷線維はC線維、温線維はAδ線維やC線維、痛覚受容器はAδ線維(鋭い痛み)、C線維(鈍い痛み)が関与します。痛みを生じる物質にカプサイシンがあり、唐辛子を食べた時の辛さは味ではなく、体性感覚になります。例えば、顔面神経麻痺の方で味覚障害になる人がいますが、辛みの感覚は残ることがあります。」とお話しして頂きました。


13:00~13:50  
循環器疾患の基礎・臨床、診断と治療
「脈波について2」
(公社)生体制御学会研究部循環器疾患班副班長
加納 俊弘 先生

今回は、「脈波について2」と題して、過去に出されている脈波に関する論文をいくつか紹介されました。
その中で、(公社)生体制御学会名誉会長の黒野保三先生が研究された浮脈、沈脈、遅脈、数脈、滑脈、ショク脈の脈波を分析された論文について触れ、当時、計測器等が充実していなかった時代にこれだけ正確に脈波の波形を分析されたことは驚きであり、とても質の高い論文だとお話しされ、その研究内容について詳しく解説して頂きました。また、2年間にわたり加納先生には、循環器の基礎から臨床に結び付く診断や治療を、臨床経験をもとにスライドを用いて御講義頂きました。

 



14:00~14:50 婦人科疾患に対する症例報告及び症例検討
「産後と精」
愛知漢方鍼医会代表
高橋 清吾 先生

今回は「産後と精」と題して、精は血の中にあるという考えから、特に産後には血虚がおこることにより身体的にも精神的にも不安定になり、解決方法として胃腸を整えることが根本であるということを、東洋医学的な視点から臨床の経験を踏まえてお話して頂きました。



15:00~16:00 鍼灸学校学生向け企画 婦人科疾患の基礎と臨床
「各論4 婦人科の鍼灸と臨床研究」
明生鍼灸院副院長
(公社)生体制御学会会員  
木津 正義 先生

今回は臨床研究と不妊について御講義頂きました。
「研究を知るということは大切なことで、治療に来院する患者さんにしっかりとした確かな情報を教えてあげることができます。例えば、2月22日に放送された『ガッテン』で『糖尿病に睡眠薬が効く』と放送され、その後、行き過ぎた表現だったことを謝罪しています。また、消費者庁では水素水にダイエット効果は合理的な裏付けがないのに表示していると業者を処分しています。
きちんと研究をみていればこれらのことでも本当かどうかはわかります。情報が多くなっている中、きちんとした研究を知ることはとても重要なことになります。
研究の種類は4種類あり、病気や診療の実態を調べる研究、診断法を評価する研究、要因とアウトカムとの関係を調べる研究、治療・予防法の効果を調べる研究に分けることができます。私たちは4番目の治療・予防法の効果を調べる研究を重点的に研究しています。」とお話して頂きました。


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2017年2月14日 火曜日

お知らせ 【求人】アルバイトを募集しています

東洋医学研究所Ⓡは、鍼の技術を磨き、臨床の場で研究を行ない、鍼灸治療により生活できる鍼灸師を育てることを目的とした治療院です。
このたび、臨床鍼灸の現場に触れたい鍼灸に携わっている方と、一般の方のアルバイトを募集しております。

勤務日時は月曜・ 火曜・金曜・土曜日の午前8時30分~午後12時30分までです。

勤務内容は、治療の補助と鍼治療後の超音波治療になります。

現役の鍼灸学校生、4月からの新入生、卒業生、午前中に働ける女性の方など、はり・きゅうの資格の有無は問いません。

詳しくはお電話にてお問い合わせください。

TEL:(052)751-9144 担当:橋本まで

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2017年2月 9日 木曜日

(公社)生体制御学会第283回定例講習会に参加してきました

平成29年2月5日(日)(公社)生体制御学会第283回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。
(公社)生体制御学会第283回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:30~10:20 神経科学の基礎7 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
「感覚神経1」      
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬  敏 先生

今日は感覚の生理学について講義していただきました。
「嗅覚や味覚は古くからの感覚で、食べられるかどうか、新たな食料源なのか、毒なのかを見分けるという重要な役割をもちます。嗅覚と味覚の最大の違いは、嗅覚は離れたところでも感じることができ、味覚は接触しないと感じることができません。 
味覚には辛味、甘味、酸味、塩味の4つが古くからあり、最近では2000年に新たにマイアミ大学のニルパ・チャウダリ先生により旨味の感覚が発見されました。旨味とは、昆布やかつおぶしなどのイノシン酸や味の素などのグルタミン酸の味になります。
舌の神経支配は前3分の2は三叉神経の第Ⅲ枝である舌神経であり、後3分の1は舌咽神経になります。舌の運動は舌下神経になります。
視覚はレンズが厚くなることで瞳孔が収縮し、近くを見ることができます。逆にレンズを薄くすることで瞳孔が散大し、遠くを見ることができます。視野は普通約150度となります。
視細胞には桿細胞と錐体細胞があり、錐体細胞はRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色を感知します。桿細胞は色を感知しませんが、暗い場所に行っても白黒でわかるのは桿細胞の働きで、白黒ではありますが、感度が良く、錐体細胞は色がわかりますが、感度は悪いという特徴があります。
暗順応という現象は、明るい場所から真っ暗な場所に一気に移動したときに、暗い場所に順応する能力で、暗い場所の周りが見えるまで20分から30分かかります。
なぜ、目は2つあるのでしょうか。2つの目で見ることで立体的に物が見えると考えられています。2つ目があるからといって、5歳以下の小さいときに眼帯をしてしまうと、眼帯をした方が見る力が弱くなる弱視になってしまうことがわかっているので気をつけてください」というお話しがありました。



10:30~12:00 
神経科学の基礎8
「感覚神経2」      
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬  敏 先生

2時間目は主に聴覚について講義していただきました。
「音には音の三要素というのがあり、大きさ、高さ、音色で成り立っています。大きさはHz(ヘルツ)、高さは㏈(デシベル)であらわします。0㏈は人間の聞き取れる最小音と言われており、静かな事務所が50㏈、普通の会話が60㏈、自動車の警笛(2m地点)が110㏈、耳近くのサイレン音が130㏈であり、110㏈以上だと不快感を感じ、140㏈以上で音が痛みに変わります。 
外耳の耳介は音を集める機能と共に、最近ではメガネをかける、マスクをするためにも使われています。中耳は外界と中耳の気圧が異なるとツーンとした感覚があり、飛行機の上昇中や潜水の時などにおこります。
蝸牛は鼓室階、中心階、前庭階の3つの階から成ります。鼓室階と前庭階は外リンパで満たされており、カリウムが多いという特徴があり、中心階は内リンパで満たされており、ナトリウムが多いという特徴があります。 
前庭感覚は生体が運動している時や重力に対して傾いた状態にあるときにそれを察知する状態をいい、平衡知覚ともいいます。半規管では頭部の回転速度、耳石では頭部の直線加速度を知覚します。」とお話ししていただきました。

13:00~13:50  
循環器疾患の基礎・臨床、診断と治療
「脈波について」
(公社)生体制御学会研究部循環器疾患班副班長
加納 俊弘 先生
 
今回は「脈波について」と題し、脈波のグラフの説明、中心血圧、そしてAI(augmentation index)についてスライドを用いて詳細に説明していただきました。
中心血圧の指標としてAI値があり、これは動脈圧波形から大動脈圧波形への算術的変換を行って表されます。心臓の肥大や冠動脈疾患、腎障害などはいずれもAIならびに中心血圧が高いほど発症リスクや進行度が高くなるということを話していただきました。また、末梢の橈骨脈波は脈差診や脈状診を診るうえで脈波の成分や生理学的意義を知っておくことは重要なことであるということを話していただきました。

 

14:00~14:50 婦人科疾患に対する症例報告及び症例検討
「不定愁訴を伴う不妊症に対する鍼治療の一症例
―妊娠から出産まで経過を観察できた症例―」
臨床鍼灸医学研究会会員 

河瀬 美之 先生

「不定愁訴を伴う不妊症に対する鍼治療の一症例 ‐妊娠から出産まで経過を観察できた症例‐」と題して、結婚後4年間子供を授からなかった女性が、鍼治療により、妊娠に至り、妊娠中のつわりや逆子も鍼治療で改善し無事出産。その後も2人の子宝に恵まれた症例についてスライドを用いて詳細な報告がありました。


15:00~16:00 鍼灸学校学生向け企画 婦人科疾患の基礎と臨床
「各論3 妊娠・出産と鍼灸治療」
明生鍼灸院副院長
(公社)生体制御学会会員  
木津 正義 先生

今回は流産、妊娠高血圧症候群について講義していただきました。
「流産とは妊娠22週未満におこる妊娠中絶のことを言い、9割は12週までにおこります。頻度は30歳未満で8~15%、35歳で20%、40歳で35%流産率があります。
妊娠初期の流産は染色体異常であり、悲しい話ですが、妊娠した時に流産することが決まっています。鍼灸治療では妊娠初期に治療することもありますが、きちんと鍼灸治療は流産率をあげることはないことを説明することが大切です。
その根拠として、オーストラリアで妊娠14週以内の583例で鍼灸治療をしたグループとしていないグループの流産率をみたところ、鍼灸治療をしても流産率は上がらない研究があります。
また、中国では100例において鍼灸治療をしても流産率は上がらなかった研究があり、明生鍼灸院においても妊娠初期600例以上で流産率をみたところ、鍼灸治療をしていない一般の流産率と変わりはなかったという調査をしました。
これらのことから鍼灸治療をしても流産率は上がらないことがわかると思います。
妊娠高血圧症候群は10年前まで妊娠中毒症と呼ばれていました。妊娠20週以降から産後12週までに収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHg以上が妊娠高血圧症候群になります。
妊娠高血圧症候群の合併症は脳出血、肺水腫、常位胎盤早期剥離などがあるので、鍼灸院に来院した妊婦の患者さんには血圧を測り、高血圧になっていないかを見て、病院と連携していくことが大切です」というお話しがありました。

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