活動内容

2019年9月12日 木曜日

第30 回東海睡眠障害研究会での講演会

2019年8月31日(土)に東洋医学研究所®グループ二葉鍼灸療院院長皆川宗徳先生が、名古屋市立大学病院 睡眠医療センター主催の「第 30 回東海睡眠障害研究会 」において、「睡眠育成士認定講座に至るまでの活動 」と題して講演を行いました。

日時:2019年8月31日(土)13:50~17:10
主催者:名古屋市立大学病院 睡眠医療センター 
講座名:第 30 回東海睡眠障害研究会
テーマ:睡眠育成士認定講座に至るまでの活動
会場:エーザイ株式会社 6 階ホール

講義内容:2018年3月4日の生体制御学会第289回定例講習会において、名古屋市立大学睡眠医療センター長の中山明峰先生は「現在、子供に限らず全国民の睡眠動態が悪化しており、睡眠障害は社会的に大きな損失となっている現状を鑑み、これからは睡眠教育の普及が非常に重要であり、小中学校、企業などで睡眠教育を実践するためには、睡眠育成士の養成が急務である」と睡眠教育の重要性を訴えた。(公社)生体制御学会は従来の研究活動の中で生体制御学会不定愁訴班が行ってきた睡眠研究において、鍼治療が有効であったことをふまえて、睡眠教育の重要性を広く一般市民の方々にも普及できるのではないかと考え、2018年6月から生体制御学会定例講習会において、名古屋市立大学睡眠医療センター認定睡眠育成士認定講座を開講した。第1期生の受講者は74名。2019年3月には、睡眠育成士認定試験を実施、54名の方が合格し、2019年6月2日、第1回の睡眠育成士の認定書授与式が行われた。
また、2019年7月7日から睡眠育成士第2期生の講義が始まり、154名の方が受講することになった。2019年8月25日に行なわれた(公社)生体制御学会第37回学術集会でのパネルディスカッション「睡眠と各分野の関連性」では、医師、歯科医師、鍼灸師、理学療法士、漢方の立場から、睡眠の基礎研究・臨床研究の報告があった。
今後、睡眠医学をしっかりと学び、本講座で認定された睡眠育成士は、教育施設より睡眠教育の要請があった際に積極的に応じ、睡眠の大切さを伝え、生徒の生活習慣を改善させる活動を行っていくことが重要であると訴えた。


講演される皆川宗徳先生
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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2019年8月28日 水曜日

お知らせ 第37回公益社団法人生体制御学会学術集会に参加しました

令和元年8月25日(日)に名古屋市立大学で行われた第37回公益社団法人生体制御学会学術集会に東洋医学研究所®グループの先生方が参加しましたので報告します。

日時:令和元年8月25日(日) 9:00~15:30
場所:名古屋市立大学医学部総合情報センター川澄分館さくら講堂( 図書館3階)


会場のさくら講堂
 
会場内風景
 
受付風景

〔開 会 式〕9:00~9:20

学術集会長挨拶


第37回公益社団法人 生体制御学会学術集会の開催にあたり学術集会長として挨拶をされる名古屋市立大学睡眠医療センター長中山明峰先生
 
来賓祝辞
祝辞を述べられる伊東恵美子名古屋市副市長
 
来賓の先生方

(公社)生体制御学会の役員の先生方
東洋医学研究所®所長の黒野保三先生 (前列右端)
副所長の石神龍代先生 (前列左端)


〔一般口演〕9:20~9:50
1. 間質液中グルコース濃度と心拍変動の時間的コヒーレンス
東北大学工学部電子工学科 湯田 恵美先生

2. 腰部脊柱管狭窄症に対する鍼治療の文献調査
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻 山本 健人先生

座長を務められる東洋医学研究所®グループ二葉はり治療院の甲田久士先生
                      

パネルディスカッション 10:00~12:00
演題:「睡眠と各分野の関連性」
講師:
-医師の立場から- 名古屋市立大学睡眠医療センター 三原丈直先生
-歯科(矯正歯科医)の立場から- 名古屋市立大学歯科口腔外科いけもり矯正歯科 池森宇泰先生
-鍼灸の立場から- (公社)生体制御学会研究部長 皆川宗德先生 
-理学療法の立場から- 水谷病院 森本浩之先生
-漢方の立場から- 名古屋市立大学睡眠医療センター 有馬菜千枝先生
 司 会:名古屋市立大学睡眠医療センター長 中山明峰先生
鍼灸の立場から東洋医学研究所Ⓡグループが行ってきた睡眠に対する鍼治療の基礎的・臨床的研究を報告する東洋医学研究所®グループ二葉鍼灸療院院長の皆川宗徳先生 
 
司会を務められる名古屋市立大学睡眠医療センター長中山明峰先生

講師の先生方と黒野保三先生

控室にての歓談風景
右から愛知医科大学医学部生理学講座教授の岩瀬敏先生、公益社団法人生体制御学会名誉会長の黒野保三先生、愛知医科大学医学部生理学講座教授の岩瀬敏先生、第37回公益社団法人生体制御学会学術集会長の中山明峰先生、公益社団法人生体制御学会会長・第37回公益社団法人生体制御学会実行委員長の皆川宗徳先生、愛知県副知事の青山桂子様

 
13:00~15:10 市民公開講座

市民公開講座に先立ち大村秀章愛知県知事の祝辞を代読される青山桂子愛知県副知事
 
 
教育講演 13:00~14:00 市民公開講座 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修 C 講座
演題:「睡眠覚醒の最新脳科学」
講師:名古屋大学環境医学研究所神経系分野 2 教授 山中章弘先生
司会:愛知医科大学医学部生理学講座教授 岩瀬 敏先生

特定の神経の活動を光や薬物を用いて操作する光遺伝学(神経活動を光を照射して操作する研究技術)や科学遺伝学(薬物を用いて特定の神経活動を操作する技術)などの新しい技術を用いて、明らかになってきた神経による睡眠の調節メカニズムについて講演中の山中章弘先生

司会を務められる愛知医科大学医学部生理学講座教授 岩瀬 敏先生

 
特別講演 14:10~15:10 市民公開講座 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修 C 講座
演題:「体内時計形成から見た睡眠と心身の発達」
講師:熊本大学名誉教授 日本眠育協議会理事長 三池輝久先生
司会:名古屋市立大学睡眠医療センター長 第 37 回公益社団法人生体制御学会学術集会長 中山明峰先生
  
中学生をはじめとした不登校や引きこもりといった問題と心身の不調と不健康状態に睡眠覚醒リズムを中心とする体内時計の関わりが深いことについてと、「早寝・早起き・朝ごはん」の励行が自らの生涯の健康を守る知識を身に着けてもらうための健康教育「眠育」であることを講演中の三池輝久先生

司会を務められる中山 明峰先生


閉 会 式 15:10~15:30

学術集会長挨拶

今回の学術集会の開催にあたり、種々ご指導頂いた学術集会顧問の黒野保三名誉会長をはじめ、ご来賓の先生方、ご講演・ご発表頂いた先生方、実行委員の先生方や参加された会員への御礼の挨拶をされる中山明峰先生。

来賓の先生方と学術集会実行委員の先生方との記念写真
東洋医学研究所®グループの先生方は全員実行委員として協力しました。


このマークのついている先生は東洋医学研究所®グループの先生です
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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2019年7月10日 水曜日

お知らせ(公社)生体制御学会第296回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました

令和元年7月7日(日)(公社)生体制御学会第296回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。
(公社)生体制御学会第296回定例講習会
(愛知県鍼灸生涯研修会)

9:30~10:20
自律神経機能評価  (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
名古屋共立病院統括部長リハビリ室室長
森山 義文 先生

今日は運動と自律神経について御講義頂きました。
「透析患者は自律神経障害を合併しやすいです。例えば、透析中に急激な血圧の低下をきたすことがありますが、これは自律神経障害による血管収縮異常に起因します。透析患者の死亡率は透析導入後5年で60%、10年36%、その中の死因の第一位は心不全で24.9%になります。いい運動を行うことで、自律神経活動を改善することがわかってきています。
 実際にどんな運動がよいのかというと、まずは散歩がお勧めになります。運動の強度は有酸素運動から無酸素運動になる直前の強度がよく、これを無酸素性作業閾値といいます。この無酸素性作業閾値は(220‐年齢)×0.6=心拍数、例えば50歳の人は(220‐50)×0.6=102が運動時の理想的な心拍数の目安になります。運動時間は1日合計で30分、運動頻度は2日に1回が理想的です。運動をした後、5日はその効果が残り、それ以上だとほぼ0になると言われているので、5日に1回が最低ラインになります。」と御講義頂きました。


10:30~12:00
基礎生理学 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬 敏 先生

今日は脳の機能について御講義頂きました。
「脳領域の研究については、20世紀前半のブロードマン脳地図が有名で、大脳皮質を52に分類しています。脳の機能について、飛躍的な進歩がみられたのは、昭和50年代にイギリスのEMIという会社が開発したCTスキャンでした。
頭頂葉、後頭葉、側頭葉はインプット、情報を処理する機能を主に司っています。アウトプットは前頭葉であり、情報を発信する機能を主に司っているという特徴があります。
眼優位性とは、片眼を遮蔽されたことによって弱視を生じた動物では、眼は正常なのに脳の機能異常のために物が見えなくなっていることです。このことで気をつけないといけないのは、小児期に眼帯をしてしまうと、眼は正常なのに脳が認識しない現象が起きてしまうことがあるので、やらない方がいいということです。
フィネアス・ゲージは、事故で脳の前頭前野に障害をもってしまいました。すると、意思決定や感情の調節ができなくなり、周りからは事故以前の誠実なゲージ氏とはまるで違う人になってしまったと言われたそうです。前頭前野は人間を人間らしくする機能を司っていることがわかっています。」と御講義頂きました。


13:00~13:50  
心臓リハビリテーションに対する基礎・臨床(1)
「多職種で挑む心臓リハビリテーション」
名古屋ハートセンターリハビリテーション部理学療法士主任
柴田 賢一 先生

今回は「多職種で挑む心臓リハビリテーション」と題して御講義頂きました。
「心血管疾患患者の身体的・心理的・社会的・職業的状態を改善し、快適で活動的な生活を実現することを目指し、個々の患者の医学的評価・運動療法・危険因子是正・患者教育及びカウンセリング・最適薬物治療を他職チームが協調して実践することであります。
心臓リハビリの対象疾患としては狭心症や急性心筋梗塞、開心術後や慢性の心不全、カテーテル大動脈弁留置術後などです。
歴史としましては、1930年代には心筋梗塞発症後8週間はベッド上の安静が提唱されていましたが、1950年代には座位での訓練が介入され、1960年代には早期離床・退院の概念が定着してきました。
我々は、例えば冠動脈バイパス術後、1日目に座位や立位でのリハビリを開始します。ラインやコード類が挿入されているため、循環動態に注意しながらのリハビリになります。
手術後2日目には不整脈や心臓の痛みに気をつけながら100メートル歩く歩行練習に入ります。
手術後3日目からリハビリ室での運動療法に入ります。点滴や酸素が外れる時期の為、痛みや不整脈に気を付けながらの歩行や自転車こぎです。心エコー検査やカテーテル検査を行い、状態を確認していきます。
運動の構成要素としては
1)運動の種類
2)運動強度
3)運動の継続時間
4)運動の頻度
であり、各指標をもとに患者と話し合いながら運動を習慣化していくことを目標にしながら、病態の悪化や意欲の低下、転倒などによる外傷に気を付けながら、心臓リハビリテーションからの卒業を目指し頑張っています」ということを、スライドを用いて詳細に御講義頂きました。


14:00~14:50 生活習慣病に対する症例報告及び症例検討
生活習慣病に対する症例報告・検討
「糖尿病と経絡治療」 経絡治療学会東海支部
菊池 達矢 先生

今回は「古典文献における糖尿病と経絡治療的病態像」と題して、糖尿病について詳しく説明があった後、蜂窩織炎の鍼治療で糖尿病を疑った一症例について、東洋医学的な視点から臨床の経験を踏まえてお話して頂きました



15:00~16:30 名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(1)
「睡眠の基礎と臨床」
「睡眠医療とは」 名古屋市立大学睡眠医療センター センター長
中山 明峰 先生
「睡眠検査とは」 名古屋市立大学睡眠医療センター 臨床検査技師
安東カヨコ バールドワジ 先生

今回は、睡眠医療についてと睡眠の検査についてご講義頂きました。
中山明峰先生には「今回、大勢の方の第2期睡眠育成士の応募があり嬉しく思っています。この講座は一般市民にも公開して小学校などの教育施設より睡眠教育の要請があった際には積極的に応じていく事を目的としています。
現在、名古屋には14万人の小中学生がいます。先日、学校から要請があり、睡眠育成士第1期生の方が小学校へ行き、講義して頂いたことがテレビで放送されました。小学生のうちに正しい睡眠について知ってもらうことと、睡眠のリズムの狂いから不登校になってしまう児童が出てくる懸念があることから、少しでも子供たちに寝る大事さを伝えたいのです。 
とはいえ正常の睡眠とは何なのか、睡眠の正常値って何だろうと言ってもなかなか答えられるものではありません。まずは睡眠にとって大きな問題である「睡眠時無呼吸症候群」と「不眠症」、この二つを把握してください。そこから知識を増やしていただければと思います。
この講義を受けられる皆さんは、皆さんの中で睡眠に対する思いがあると思います。皆様方には正しい指導、アドバイスができるようにしっかりと勉強していただき、眠育成士として正しい情報を大いに世間に伝えてほしい、そして良い社会現象として形になればと思っています。」とお話頂きました。
 
そして安藤先生の講義では「睡眠障害の患者さんの主訴は、いびきや昼間の異常な眠気、寝ている時に呼吸が止まるなどの『睡眠時無呼吸症候群』や、なかなか寝付けない夜中に何度もトイレに行く、朝早く(3時や4時)目が覚める、朝すっきり起きれず寝た気がしないなどの『不眠症』があります。他に睡眠医療センターで診断される主な睡眠疾患としてむずむず脚症候群や、急に眠気に襲われるナルコレプシー、突発性過眠症などがあります。特に多くみられる疾患である睡眠時無呼吸症候群の診断には高血圧や糖尿病などの合併症があり、睡眠検査が必須です。 
そして睡眠の検査法であるポリソムノグラフィー検査(PSG)は、睡眠中の脳と体(主に呼吸と下肢の動き)の生理的現象を記録します。特に睡眠時無呼吸症候群を防止するために、脳波だけではなく睡眠中の呼吸にも注目されるようになりました。
もっと簡便な検査法として、検査施設外睡眠検査(OCST)があり、慣れた自宅での検査が可能であります。価格も安価であるものの脳波記録がないため詳細に見ることができない欠点があり、アメリカを中心に再度検討がなされています。」と御講義頂きました。

中山 明峰 先生
 
安東カヨコ バールドワジ 先生
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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

2019年7月 1日 月曜日

夏休みは子供定期券で元気に過ごそう

夏休みは子供定期券(すくすく定期券)で元気に過ごそう。

子供定期券(すくすく定期券)を購入すれば、7月20日~8月31日までの間に何回治療にきてもOK。

対象:0~12歳

なお、詳細については、各治療院にお問い合わせ下さい。各治療院によって条件や設定金額に違いがございます。
また、質問は随時各治療院にて受け付けております。お気軽にお問い合わせ下さい。





























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2019年6月 7日 金曜日

お知らせ (公社)生体制御学会第295回定例講習会に参加してきました

令和元年6月2日(日)(公社)生体制御学会第295回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。

(公社)生体制御学会第295回定例講習会

10:00~10:20 第24回愛知県鍼灸生涯研修会開講式
第24回愛知県鍼灸生涯研修会開講式と、第23回(平成30年度)愛知県鍼灸生涯研修会における表彰が行われました。

ご挨拶をされる(公社)生体制御学会会長の皆川宗徳先生  

代表で表彰状を授与される久田章貴先生

10:30~12:00 
脳科学の最新の知見 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座      
名古屋大学環境医学研究所生体適応・防御研究部門脳機能分野教授
澤田 誠 先生

今回は、脳の機能について御講義頂きました。
「脳の機能をみる1つの方法として、fMRIがあります。1990年代に脳の10年と呼ばれたほど脳科学の分野は発展し、その中で主力となった解析装置がfMRIになります。MRIは脳の構造を非侵襲的に測る優れた機械です。fMRIはMRIのもたらす構造情報に脳の機能活動がどの部位でおきているかを画像化するものです。
脳科学の発展を支えたfMRIですが、1つの欠点として、脳の血流をみているので、本当に脳の機能を正しくみているのかということがあります。1つの実験で、サッカーの熟練選手と素人の人のサッカーの動作をfMRIで解析したところ、サッカーの熟練選手の方が脳を使っていないということがわかりました。単純に血流だけでは脳の高度な機能をみることがわからないことの1つの証明です。
そこで、最近は質量分析装置というものがでてきました。これは、細胞1つ1つを抽出して、ペプチドやタンパクなど小さなレベルでどこにどのような物質がどれだけあるのかをみることができます。1つの分析で同時に多種類の物質を解析することで、機能の変化をみることができます。
例えば、薬を投与したときに目標にしっかりと到達し、作用しているかをみることができます。私たちが実験でみえてきた仮説として、アルツハイマー病の原因にAβがあるのですが、グリア細胞がAβを取り込んで処理し、この機能が落ちるとアルツハイマー病になると考えています。今の治療薬は神経細胞に作用しますが、グリア細胞に作用するものはありません。グリア細胞に作用することでアルツハイマー病をもっと効果的に治療できるのではないかと考えています。このように、病気の解明、治療の進歩に大きく貢献できるのが質量分析装置になります。この質量分析装置を使用して、鍼灸の解明ができたらおもしろいと思います。」と御講義頂きました。


13:00~14:30  
基礎生理学1  (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
愛知医科大学医学部生理学講座教授
岩瀬 敏 先生

今回は脳について御講義頂きました。
「間脳は脳幹の中で第三脳室を囲む場所をいいます。嗅覚以外の感覚伝導路として大脳皮質と多くの神経細胞で結ばれています。間脳には視床、視床下部、松果体、脳下垂体があり、視床は全身の感覚、視覚、聴覚などの感覚入力を認識し、大脳皮質大脳基底核に伝達します。視床下部は自律神経系の中枢、体温調節、血圧、心拍数、摂食行動、性行動、睡眠などの本能行動、及び怒りや不安の情動行動の調節をしています。また、内分泌の中枢も担っています。松果体は概日リズムを調整するホルモンを分泌しています。脳下垂体は様々なホルモンを分泌しています。
オレキシンの働きは覚醒をもたらすと考えられています。ナルコレプシーという、突如寝てしまう病気は、オレキシン欠損であることがわかっています。
睡眠と覚醒は、シーソーのような関係で、睡眠はGABAなどが、覚醒はセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミン、ヒスタミン、アセチルコリンなどが働きます。この睡眠と覚醒のスイッチに関係する物質がオレキシンです。
報酬系は、前頭前野で意識的な喜びの体験の関与、腹側被蓋野でドーパミンが産生され、側坐核からドーパミンが放出され、報酬系による幸福感が得られます。ドーパミンが多く出る人はギャンブルに浸ってしまうという報告があります。
睡眠と食欲の関係は、睡眠時間が多いと満腹ホルモンであるレプチンが多くなり、食欲ホルモンであるグレリンが少なくなります。逆に睡眠時間が短いと満腹ホルモンであるレプチンが少なくなり、食欲ホルモンであるグレリンが多くなります。睡眠時間が短いと太りやすいことは他の研究でもわかってきています。」と御講義頂きました。


14:45~15:30
名古屋市立大学睡眠医療センター認定 睡眠育成士認定講座(睡眠育成士認定証書授与式)
名古屋市立大学睡眠医療センター センター長
中山 明峰 先生

今回は、第1回睡眠育成士認定証の表彰式と、睡眠育成士認定合格者に対し、睡眠教育の講演に際しての心構えとポイントをご講義頂きました。
「皆様、第1回睡眠育成士試験合格おめでとうございます。皆様が名古屋市立大学睡眠医療センター認定第一期生です。皆様はいろんな場所に行って正しい睡眠についてお話して広めて頂きたい。ただ、どう話していいかわからないとの声を聞きます。小学校などでの講演の際に、しゃべり慣れていないと緊張してしまいます。どうしよう、見られてる、どう思われてるんだろうと思うからなんですが、どうすれば一時間の間で相手に伝えられるか、という気持ちを抱いていただきたいのです。その思いが重要だと思います。なので『こどもたちへの睡眠教育』というスライドを用意しました。このスライドに沿ってお話して頂ければ、大事な箇所(レム睡眠とノンレム睡眠といった眠りのサイクル)を押さえつつ、なぜ眠ることが大事なのかをわかりやすくお話しできると思います。その際に皆様の自己紹介やオリジナルの話も盛り込みつつお話しいただければ、一時間の講演もすぐに終わることでしょう。
まとめとしてお話しいただきたいことは
・良い睡眠を取ることは頭も体が元気になります。
・小学生は約9時間、中高生は約8時間寝ましょう。
・夜9時以降のスマホ、ゲーム、テレビはやめましょう。
・朝起きたら部屋に光を入れ、しっかりと朝食を食べましょう。
以上のことです。今後も睡眠についての最新情報をアップデートしながら学んでいただきたいと思います」と御講義頂きました。


 
代表で表彰状を授与される鈴木藍さん

このマークのついている先生は東洋医学研究所®グループに所属しています。
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投稿者 東洋医学研究所 | 記事URL

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