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財団法人東洋医学研究財団設立30周年記念講演会

平成19年9月30日(日)、名古屋市の中区役所ホールにて財団法人東洋医学研究財団設立30周年記念講演会が開催されました。
この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

日 時   平成19年9月30日(日)午後1時~3時30分
場 所   中区役所ホール
参加者   約350名



○講演1「健康長寿と東洋医学」

講演をされる東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

総合司会を務められる東洋医学研究所®
副所長の石神龍代先生 


黒野保三先生のご紹介をされる
名古屋市立大学名誉教授の渡仲三先生

健康を保つための恒常性や生体防御と、アンチエイジングに東洋医学がどのように関わり、どのように応用されているかということについて、黒野保三先生が行なった研究結果を交えてのお話がありました。

医療には東洋医学も西洋医学もなく、ただひたすらに患者さんに良い医療を総合的に行うことが大切であるというお話がありました。

また、糖尿病に対する鍼治療の研究結果から、客観的な指標を用いることにより実証医学的に証明をし、裏づけのある鍼治療の大切さについてお話がありました。

鍼治療は簡単に出来るものではなく、患者さんの身体全体を捉える力と感覚による厳密な刺激が必要になることのお話があり、家庭療法の危険性について指摘がありました。
 これまで黒野保三先生が行った研究などから、鍼治療が生体全体の機能を調整していることが考えられ、未科学の先端医療であるというお話がありました。

 最後に、健康のために日頃私たちが心掛けることとして、養生訓の紹介があり、日常の習慣として身につけなければ本当の養生にはならないことについてお話がありました。


○講演2「東洋の知・西洋の知 ~NHKチャングムの監修を終えて~」

講演される千葉大学大学院医学研究院
和漢診療学教授の寺澤捷年先生



寺澤捷年先生のご紹介をされる
名古屋市立大学学長の西野仁雄先生

最初に、HNKで放送された「チャングムの誓い」の監修を行ったときの流れについてお話があり、東洋医学が歴史からみてどのように日本に伝わってきたかの説明がありました。

次に、東洋医学の「気」の概念について簡単な説明があり、元気、病気、電気、磁気、空気、景気など目に見えない「気」という思想が日常生活の中に生かされていることについてお話がありました。

西洋医学の知としては、自然科学的の土台に則ることにより普遍的、客観的、論理的で細かく明確に示すことが出来ることなどのお話がありました。

東洋医学の知としては、心身一如論的に全体を捉えることにより、部位別ではなく全体のバランスを診る力を持っていることなどのお話がありました。
 最後に、患者さんの体を診るときには西洋医学の知・東洋医学の知の両面からアプローチすることが大切であるというお話がありました。


講演会実行委員の方との記念撮影
※東洋医学研究所®スタッフ及びグループの先生方が実行委員として協力しました。
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