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   五十肩

 

 
五十肩とは?
肩が挙がらない・・・五十肩という病名は、平均寿命が30〜40歳と短かった江戸時代に長寿病とも呼ばれ、長生きした人のかかる肩の疾患という意味でつけられました。
 中高年で突然に、肩関節の痛みと運動障害を引き起こす病気です。診断がはっきりわかる肩関節の病気(腱板断裂、石灰沈着腱板炎など)をのぞくひとつの症候群です。

原因はまだはっきりとわかっていません。
 加齢により肩関節やその周囲の組織が老化し、本来滑らかに動くはずの部分に摩擦が生じて炎症が起こり、肩が痛くなる病気といわれています。
 痛みであまり肩を動かせないため、肩関節や周囲の組織の血行が悪くなり癒着が起こることがあります。そのため、ますます動かしにくくなってしまいます。このような悪循環が症状を長期化させると考えられています。

症状は?
 肩の痛みは安静にしていても強く、夜間に激しいのが特徴です。その痛みは腕に放散します。日常生活では、髪をとかしたり、帯を結んだりした時に痛みが強くなります。そのため、肩関節の動きはかなり制限されます。
 病気の経過としては、激しい痛みのある時期「急性期」、動かすと痛い「慢性期」、痛みがないが運動の制限がある「回復期」に分けられます。

 五十肩は自然に治るとも言われますが、その時期に合った適切な治療をしないと症状が長引くことがあります。
 また、睡眠不足や痛みのストレスにより体調を崩される方が多くみられます。

鍼と超音波の併用治療
五十肩に対する効果
 昭和44年4月1日より昭和47年3月1日までの3年間に東洋医学研究所®に来院された患者の中の1336例について、黒野所長が鍼と超音波の併用療法による各種疼痛性疾患に対する効果などを詳細に研究し、これを症病別に集計しました。

 その中で五十肩に対しての結果は、患者114名のうち55名が著効、24名が有効、20名が比較的有効、13名がやや有効、2名が無効となり、112名の方に効果がみとめられたため、有効率は98.2%でした。
 以上のことから、上記のような五十肩に対する鍼治療の効果が実証されています。

ワンポイントアドバイス
 肩関節の炎症が治まった場合、特に注意することは肩関節の血行悪化を防ぐことです。

肩の冷えを防ぐ
 肩を冷やすと痛みが強くなり、治癒するまでの期間が長くなります。寒い時はもちろんですが、最近では夏場に冷房で肩を冷やす機会が多いため、カーディガンを羽織るなど注意が必要です。

ストレスをためない
 ストレスなどの精神的な緊張が続くと、肩の血行が悪くなります。そもそも五十肩は、ストレスがたまっているときに発症しやすい傾向があるといわれています。発症してからもストレスをためないように、時々気分転換をしましょう。

適度な運動
 お風呂から出た後など、肩関節の血行が良くなっている時に行うのが効果的です。 
肩の上下:足を肩幅に開きあごを引いて立ち、背すじを伸ばします。息を吸いながら両肩を上げ、息を吐きながらゆっくりおろします。ポイントは肩を上げるときに肩甲骨を意識して背中の内側へ背骨に寄せて行いましょう。
腕を上げる:腕を90度前に伸ばして、5秒ほどかけてまっすぐ上にあげ、ゆっくり5秒ほどかけておろします。腕をあげる途中で痛くなったら、それよりほんの少しだけさらに上にあげてからゆっくりおろしましょう。
腕回し:両腕を伸ばして、ゆっくり大きく回します。外回し内回しを交互に繰り返します。痛みの強いときには、肘を曲げて小さく回すなど、無理をしない程度に行いましょう。

東洋医学研究所®では、五十肩に対して長年にわたる治療経験と研究実績を基に、統合的制御機構の活性化と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
 さらに、それぞれの症状に合った生活習慣の改善や、運動療法を指導させて頂いております。

 是非、安心して鍼治療を受けられることをお勧め致します。
 
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