胃液の酸度が高く、酸症状(胸やけ、げっぷ)があります。 |
胃液の中に含まれている塩酸の酸度が異常に高いとき、これを胃酸過多といい、それによって胸やけ、げっぷ、呑酸
(すっぱい液体が胃から口中にこみ上げること)などのいわゆる酸症状がある場合を、胃酸過多症といいます。
原因はいくつか考えられていますが、よくわかっていません。 |
原因としては、胃粘膜の胃酸を分泌する細胞が多いことや、胃酸分泌を促す中枢神経からの刺激に対する感受性の亢進、胃液分泌の促進と抑制を調節する神経(迷走神経、交感神経)やホルモン(ガストリン、セクレチン)の異常などが考えられていますがその仕組みについてはまだよくわかっていません。
また、胃酸過多症は、よく慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍にともなっておこります。
食後1〜2時間で症状が出るのが普通です。 |
食後に酸度の高い胃酸液が大量に分泌されるため、胃酸過多症の症状は食後1〜2時間でおこるのが普通です。
胃酸過多かどうかは、口または鼻から細いチューブを飲み込み、胃液を採取して胃液の酸度を調べて診断されます。
主食はやわらかく炊いた米飯がよく、刺激物は避けましょう。 |
米飯、めん類、パンなどの糖類は胃酸の分泌を促すことが少ないので、胃酸過多症にはよい食べ物と言われています。
熱すぎるものや、冷たすぎるもの、硬い線維のある野菜などは胃酸の分泌を促しますので避けましょう。また、香辛料や濃いコーヒー、酒、たばこなどの刺激の強いものも避けましょう。