講演の紹介

このページは一般市民の方を対象に行った講演の紹介です。
講演では鍼灸の正しい情報を東洋医学研究所®所長黒野保三先生に提供頂きました。
また、詳しい内容については下記リストからご覧下さい。


東洋医学研究所®所長
昭和5年9月4日生
名古屋市熱田区出身


(社)全日本鍼灸学会 参与    日本アレルギー学会 会員
(社)生体調整機構制御学会 代表理事   日本うつ病学会 会員
名古屋市立大学医学部 研究員    日本未病システム学会 会員
(財)東洋医学研究財団 顧問  (財)愛知県糖尿病リウマチ痛風財団 評議員
日本伝統鍼灸学会 評議員   (社)日本糖尿病学会 会員
日本統合医療学会 会員   (社)日本心身医学会 会員
日本心療内科学会 会員     


平成20年講演


4月5日

一般社団法人生体調整機構制御学会設立記念公開講演

平成20年講演


5月24日

尾北歯科医師会の講演会
 
平成19年講演


3月22日

墨俣地区老人クラブ連合会の講演会

6月27日

駄知白寿会連合会の講演会

9月30日

(財)東洋医学研究財団設立30周年記念講演会

10月30日

更生保護女性会名古屋ブロック幹部会協議会の講演会

平成18年講演


6月26日

岐阜県シルバー大学講座

11月9日

健康づくり講演会

平成17年講演

5月8日

大垣市民の健康フォーラム

6月24日

ビジネスアイセミナー

8月8日

教養講座「末広大学」

9月30日

守山区老人クラブ連合会リーダー研修会

11月28日

第15回一宮市高齢者大学講座


一般社団法人 生体調整機構制御学会 設立記念公開講演

 平成21年4月5日、名古屋市立大学付属病院において「一般社団法人 生体調整機構制御学会 設立記念公開講演」が開催されました。
 この講演会の講師として、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「生体調整機構と鍼灸診療との関わりについて」と題して講演されました。
 動画はこちらから。

黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

日 時  平成21年4月5日(日)午前10時〜午前10時50分
場 所  名古屋市立大学川澄キャンパス 
 付属病院3階大ホール
参加費  無料
テーマ  『生体調整機構と鍼灸診療との関わりについて』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生

松本美富士先生
司会をされた藤田保健衛生大学医学部七栗サナトリウム内科
教授の松本美富士先生


公開講演ポスター(クリックすると画像が大きくなります。)


 医療の現場で一番大切なもの、それは「患者さんにいかに良い診療が提供できるか」という基本的なことを一番大切にしなければならない。そのためには医療連携が不可欠であり、科学的な根拠を基に行なわれている西洋医学と、長い歴史の中で培われてきた東洋医学、それに関連する基礎研究等、集学的研究が行える研究システムが必要であり、そのために生体調整機構制御学会を設立致しました。
 鍼治療の現場では、長期間色々な治療を受けても、治らなかった症状が一回の鍼治療で嘘のように良くなった、なかなか眠れなかったのが、一回の鍼治療で眠れるようになった、花粉症の人に鍼をした瞬間に鼻づまりが良くなった等々、数限りない摩訶不思議な現象に遭遇します。しかし、科学的な裏付けがないため、鍼治療を受けたことがない人は信用できる治療法かどうかわからないという欠点があります。
 鍼治療の時にツボ(経穴)を使って治療していますが、未だツボがどのようなものかは、はっきりとわかっておりません。研究により、ツボの一つである合谷穴を使って鍼を刺す深さは5〜7mmの筋膜に圧を加える程度が一番良いことが証明されました。また、新潟大学生理学の小林庄一先生が合谷穴の皮膚の反応を研究しました。その2つの研究を合わせて考えると、合谷穴は1cmくらいの広さに約2mmのスポットがあり、深さは5〜7mmに圧を加える程度が良い、というツボを定量的にとらえることが出来ました。このように、様々な分野の人達が様々な角度から鍼灸を研究していき、真の鍼灸学を作り上げなければなりません。
 理想の医療体制として、現在の一般内科、鍼灸診療、湯液療法を行う総合内科を作り、内科専門医、鍼灸師を配置して、患者さんが病院に行くときにはまずそこを受診し、副作用のない鍼灸治療を施し、他の専門医が必要な場合には、各科と連携して治療を行なうことが出来る医療体制が患者さんのためであり、医療経済的にも医療費を抑えることが出来ると考えています。

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尾北歯科医師会の講演会

 平成20年5月24日、愛知県江南市北野町において尾北歯科医師会主催の講演会が開催されました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「歯科領域における鍼治療の応用について」と題して講演されました。



黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

日 時  平成20年5月月24日(土)午後8時〜午後9時30分
場 所  江南市民文化会館
参加者  尾北歯科医師会会員
テーマ  『歯科領域における鍼治療の応用について』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生

高田明昇先生
司会をされた尾北歯科医師会の高田明昇先生

実技風景
講演後には鍼治療の体験が行なわれました。


 歯科領域と黒野保三先生との関わりは長く、1973年に第20回日本鍼灸学会が名古屋大学豊田講堂において開催され、戦後初めて中国医師団を日本に招き、鍼麻酔の特別講演やシンポジウムが行われたことについてお話がありました。その後、鍼灸ブームが起こり、黒野保三先生は岐阜大学の佐野節夫先生や愛知学院大学の小長谷九一郎先生や北山誠二先生らと抜歯の鍼麻酔の実験を行ったのですが、結果として麻酔の効果の確率が低かったことから、すべての患者に対して用いることが出来ないことが明らかになったとのお話がありました。 その後、1983年には歯科開業医の日本歯科医師東洋医学会が設立され、現在に至るという経緯についてお話がありました。
 歯科領域は、口腔という部分に限定した医療でありますが、80歳で20本の歯を目標に掲げるなど、歯とアンチエイジングが深い関わりがあります。現在、鍼灸治療によるアンチエイジングは期待されており、また唾液が出ないという口腔乾燥症などの疾患には鍼灸での治療効果も期待され、アンチエイジングだけではなく心身一如という面から考えると、歯科と鍼灸治療は非常に深い関係があるというお話がありました。
 続いて、本当の鍼灸治療とはどのような医療であるのかと云うテーマに移り、日本の鍼灸の歴史やその後の鍼灸界の経過、鍼灸師の現状、大学医学部で行われている東洋医学のカリキュラム、政治的な統合医療の動きについて詳細な説明がありました。
 本当の鍼治療を行うための原理原則を確立すべく、過去に黒野保三先生は経穴の定量化ならびに経穴に対する鍼の刺激量に関する研究を行い、その結果を示されてきました。良い鍼刺激を行った場合の鍼刺入時の生体の生理学的・免疫学的現象をイラストを用いての説明があり、黒野保三先生が1980年〜1988年に行った免疫の研究についてのお話もされました。
 臨床でみられる不定愁訴や糖尿病、痛みなどに対する鍼治療の臨床研究の結果について提示があり、黒野式全身調整基本穴を用いた太極療法とはどのような治療法であるのか、また太極療法によって活性化される統合的制御機構についてのお話がありました。
 最後に鍼灸治療の歯科領域における応用として、鍼麻酔による抜歯の研究で用いられた経穴(合谷、下関)と、その実験方法について説明がありました。

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更生保護女性会名古屋ブロック幹部会協議会の講演会

 平成19年10月30日、愛知県名古屋市守山区の守山区役所にて「更生保護女性会名古屋ブロック幹部会協議会の講演会」が行われました。
 講演会は、人間としてどうあるべきか、いかに人生を歩み、若い人を教育していくかについての心のあり方の重要性を普及するために行われました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「人間としての心の在り方」と題して講演されました。

講演風景

黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生


日 時  平成19年10月30日(火)午後2時〜3時半
場 所  名古屋市守山区役所4階第2会議室
参加者  62名
テーマ  『人間としての心の在り方』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生


石原美智子さん
黒野保三先生の紹介をされる石原美智子さん

講演会会場風景
講演を熱心に聞く更生保護女性会名古屋ブロック幹部と会員の皆様


講演内容

 まず、「人間として、日本人としての心の在り方」について説明がありました。それは、感謝と謙虚な心であり、感謝することによって祭祀が生まれて自然の営みに、八百万(やおよろず)の神に感謝すること。そして、仏とは人のことであり、亡くなった人に対して拝むことによって感謝をする。また、親や目上の方々の言うことを素直に聞くことで謙虚な心を養っていくことが出来るというお話がありました。
 こうした日本の精神哲学は、親から子供へ自然と受け継がれてきたものであり、家庭での手伝いを通して工夫することを覚えて知恵を磨き、童話や童歌(わらべうた)を聞くことで豊かな心を養う。また、文字を習う時に儒教哲学である論語や道教哲学である老子、仏教哲学を題材にすることによって文字を習うと共に精神哲学をも学んだというお話がありました。
 教育者である大人は知識だけを教えるのではなく、子供が感動するような行動を見せることが大切であり、子供は感動することによって、「この先生のようになりたい」と思って行動する。だから他人を変えようと思ったら自分を変えなければならないというお話がありました。
 次にいかに人生を歩んでゆくかについてお話がありました。つまり人生とはいかに喜び、いかに怒り、いかに哀しみ、いかに楽しむかということであり、それを感じてからその感情をどう処理していくかが大切であり、TVで哀しいことが報じられたら哀しみ、人の幸せを喜ぶ。自分のことではないからといって無感動な人間にはなってはいけないというお話がありました。
 最後に人間の成長のあり方について説明がありました。人間は失敗したときにどうあるべきかが大切であり、失敗をどう考えてどう生かすかという失敗学的発想や考え方が発展や創造につながるというお話がありました。

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東洋医学研究財団設立30周年記念講演会

 平成19年9月30日(日)、名古屋市の中区役所ホールにて財団法人東洋医学研究財団設立30周年記念講演会が開催されました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

日 時  平成19年9月30日(日)午後1時〜3時30分
場 所  中区役所ホール
参加者  約350名



○講演1「健康長寿と東洋医学」


講演をされる東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

総合司会を務められる東洋医学研究所®
副所長の石神龍代先生
黒野保三先生のご紹介をされる
名古屋市立大学名誉教授の渡仲三先生


 健康を保つための恒常性や生体防御と、アンチエイジングに東洋医学がどのように関わり、どのように応用されているかということについて、黒野保三先生が行なった研究結果を交えてのお話がありました。
 医療には東洋医学も西洋医学もなく、ただひたすらに患者さんに良い医療を総合的に行うアとが大切であるというお話がありました。
 また、糖尿病に対する鍼治療の研究結果から、客観的な指標を用いることにより実証医学的に証明をし、裏づけのある鍼治療の大切さについてお話がありました。
 鍼治療は簡単に出来るものではなく、患者さんの身体全体を捉える力と感覚による厳密な刺激が必要になることのお話があり、家庭療法の危険性について指摘がありました。
 これまで黒野保三先生が行った研究などから、鍼治療が生体全体の機能を調整していることが考えられ、未科学の先端医療であるというお話がありました。
 最後に、健康のために日頃私たちが心掛けることとして、養生訓の紹介があり、日常の習慣として身につけなければ本当の養生にはならないことについてお話がありました。

○講演2「東洋の知・西洋の知 〜NHKチャングムの監修を終えて〜」


講演される千葉大学大学院医学研究院
和漢診療学教授の寺澤捷年先生


寺澤捷年先生のご紹介をされる
名古屋市立大学学長の西野仁雄先生


 最初に、HNKで放送された「チャングムの誓い」の監修を行ったときの流れについてお話があり、東洋医学が歴史からみてどのように日本に伝わってきたかの説明がありました。
 次に、東洋医学の「気」の概念について簡単な説明があり、元気、病気、電気、磁気、空気、景気など目に見えない「気」という思想が日常生活の中に生かされていることについてお話がありました。
 西洋医学の知としては、自然科学的の土台に則ることにより普遍的、客観的、論理的で細かく明確に示すことが出来ることなどのお話がありました。
 東洋医学の知としては、心身一如論的に全体を捉えることにより、部位別ではなく全体のバランスを診る力を持っていることなどのお話がありました。
 最後に、患者さんの体を診るときには西洋医学の知・東洋医学の知の両面からアプローチすることが大切であるというお話がありました。


場内アナウンスを務めた東洋医学研究所®スタッフの米山徹子先生


講演会実行委員の方との記念撮影
※東洋医学研究所®スタッフ及びグループの先生方が実行委員として協力しました。

クリックすると大きい画像で見ることが出来ます。

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駄知白寿会連合会の講演会

 平成19年6月27日(水)、岐阜県土岐市駄知町において駄知白寿会連合会主催の講演会が開催されました。
 講演会は、明るく元気な地域社会を構築するためにも健康で長寿であって頂きたいとの思いから企画されました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

講演風景

黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生


日 時  平成19年6月27日(水)午前10時〜12時
場 所  駄知公民館 2階大ホール
参加者  69名(駄知白寿会連合会の会員)
テーマ  『健康長寿と東洋医学』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生


駄知白寿会連合会会長 野村昌久 様(左)
東洋医学研究所® 所長 黒野保三 先生(中)
土岐市会議員 塚本俊一 様(右)

講演会会場風景
講演会場風景

実技1 実技2
舞台上で実技を披露している
東洋医学研究所®所長の黒野保三先生


講演内容

 東洋医学の歴史、並びに鍼灸の歴史についてのお話があり、その歴史が現在の鍼灸界の因習に深く関わっていることについて説明がありました。
 鍼灸は医療の一端であるという強い思いから、そのメカニズムを明らかにするために長きにわたり研究をしてきたことをスライドを用いて説明がありました。
 その内容は「・経穴についての研究・経穴に対する刺激量に関する研究結果・鍼刺激が生体防御系に与える研究・長期鍼治療継続患者の自覚症状(調子が良い、食欲が出た、よく眠れるなど)・第三者の評価(元気になったと言われた、表情が明るくなったと言われたなど)についての調査・黒野式全身調整基本穴について」などでした。
 特に、経穴やその刺激量に関する研究について、鍼灸治療の技の練磨の大切さについてお話がありました。(社)全日本鍼灸学会には認定制度が設置されたが、鍼灸医師として、その技術の練磨が必要であることに加え、人間性、並びに学術向上の重要性についてお話がありました。
 鍼灸診療は高度な医療であり、鍼治療により健康を維持させたり、アンチエイジング(長寿)にも鍼治療が有効であることを実証医学的にスライドを用いて解りやすいお話がありました。
 最後に、人の一生をより豊かなものにするために養生を行うことは大切であり、鍼灸がその一助となることについてお話がありました。

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墨俣地区老人クラブ連合会の講演会

 平成19年3月22日、岐阜県大垣市墨俣町において墨俣地区老人クラブ連合会主催の講演会が開催されました。
 講演会は、健康に関する正しい知識及び自分の状態を正しく認識することの大切さを普及するための健康づくりとして行われました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

講演風景

黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生


日 時  3月22日(木)午後1時30分〜午後3時00分
場 所  墨俣老人福祉センター
参加者  98名(墨俣地区内の老人クラブ会員)
テーマ  『健康長寿と東洋医学』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生


墨俣地区老人クラブ連合会会長
講演会開催にあたり挨拶をされる墨俣地区老人クラブ連合会の小川宏会長

黒野保三先生
歴史からみる「医」について講演される
東洋医学研究所®所長の黒野保三先生


会場内風景
講演会場風景


講演内容

 まず「健康と長寿とは何か?」について、‘健康’とは、心と身体がともに健康であることで、心の健康とは感謝の気持ちを持って、日々の生活を楽しく明るく豊かに過ごせること。身体の健康とは、年相応に身体を動かし食事や睡眠などが充足しており、日常生活が送れることでであるというお話がありました。また、‘長寿’とは、エネルギーを使い果たし自然に枯れるがごとくに生を全うすることであり、東洋医学はその手助けをすることができるというお話がありました。
 その東洋医学の主流である鍼治療について詳細な説明がありました。まず経穴の実証医学的研究による部位と深さについて説明があり、鍼治療による生体の生理学的現象、免疫学的現象、生体の再生修復機構の仕組みについてのお話がありました。
 続いて、鍼刺激が生体防御系(免疫系)に与える影響についての研究と、長期鍼治療継続患者の自覚症状(調子が良い、食欲が出た、よく眠れるなど)と、第三者の評価(元気になったと言われた、表情が明るくなったと言われたなど)についての調査などから、鍼治療がどのような効果をもたらすかについてお話がありました。また、マウスの実験では鍼治療を行った群と鍼治療を行わなかった群において、鍼治療を行った群に老化防止ができ、寿命に違いが出て、毛並みなど身体的に良好な状態になったというお話がありました。
 その他には、鍼治療による不定愁訴の改善や、風邪罹患回数が減少することに加え、鍼治療と超音波の併用療法について、鍼治療の種々疾患に対する有効性をデータを示し説明がありました。
 また、鍼治療に効果があるとは言っても、その技術によって差があり、そのことを客観的に見ることを試みた実験結果によると、免許を取得している鍼灸師であっても、熟練者とそうでない者の間に明らかな違いがあることをデータを基に説明がありました。一言で鍼治療と言っても治療院を選ぶ必要性があり、一つの指標として(社)全日本鍼灸学会の認定制度についてお話がありました。
 最後に、日頃からできる養生法として、運動をしたり食生活を見直したり、ストレスをためないことなど、養生は自分自身で天性のように繰りかえし行うことが大切であり、それが健康長寿につながるというお話がありました。


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岐阜県シルバー大学講座

 平成18年5月から翌年3月まで(財)岐阜県健康長寿財団主催の「岐阜県シルバー大学講座」が開講されています。
 この講座は高齢者の生きがいと健康づくりを目的に、岐阜地区(岐阜市)、中濃地区(郡上)及び飛騨地区(下呂市)の3地区において行われます。
 この講座の6月の講師として東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

日 時  6月26日(月)午後1時00分〜午後2時30分
場 所  岐阜県福祉農業会館 2階 大会議室
 〒500-8385
 岐阜県岐阜市下奈良2-2-1
参加者  95名
テーマ  『健康長寿と東洋医学』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生



黒野保三先生
講演をされる東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

真剣な眼差しで講義を受けています

質問者          質問者
会場からは積極的な質問もありました。


 古典鍼灸医学の考え方や、日本における鍼灸医学の歴史、西洋医学の中で東洋医学が取り入れられつつある現状についての説明がありました。 また、鍼灸には認定制度があり、鍼灸治療を希望する場合、認定を受けている鍼灸師を選ぶことの勧めがありました。
 近年、「健康日本21」という健康づくり運動が推進され、健康で長生きをしたい、老化を遅らせたいと考えている人々が増えており、老化に関する研究のお話がありました。
 すでに黒野先生は1986〜1988年にマウスを用いて鍼治療による生体防御系に与える研究を行っており、鍼治療により生体の防御機構や再生機構を活性化し、遅老を可能にできることが証明されています。その研究結果について詳細な説明がありました。
 また、超音波と鍼治療の併用療法の効果や、黒野式全身調整基本穴による太極療法の説明があり、その鍼治療によって種々の不定愁訴指数や肝機能数値の改善、風邪罹患回数の減少がみられることについて、データを基にお話がありました。
 老化とは活性酸素による細胞レベルでの障害が起こっているという仕組みや、運動を継続することにより抗酸化物質が増強し老化の防止ができることを示し、逆に食べすぎ、運動不足が様々な疾病への引き金になるという説明がありました。
 最後に、バランスの取れた食事の勧めと、健康のための生活習慣についての提示がありました。


健康づくり講演会

 平成18年11月9日、岐阜県大垣市において(財)岐阜県老人クラブ連合会主催の「健康づくり講演会」が開催されました。
 講演会は、健康に関する正しい知識及び自分の状態を正しく認識することの大切さを普及するための健康づくりとして行われました。
 この講演会の講師として依頼を受け、東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。



黒野保三先生
講演される東洋医学研究所®所長の黒野保三先生

日 時  11月9日(木)午後1時40分〜午後2時40分
場 所  スイトピアセンター音楽堂
参加者  300名(西濃地区内の老人クラブ会員)
テーマ  『健康長寿と東洋医学』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生

スイトピアセンター
〒503-0911
岐阜県大垣市室本町5-51
来賓
講演会開催にあたり出席された各老人クラブ連合会会長の方
左から五十川さん(揖斐郡)、中島さん(海津市)、 富田さん(大垣市)


会場内風景
講演会場風景


会場内風景
講演会場風景


体験治療
体験治療風景

講演内容

 まず、「健康」とは?という問いに対して、心と身体の健康が相まって健康なのであり、加えて長寿とは、心身ともに健康で長生きすることであるというお話しがありました。その健康を維持するために、東洋医学の中には養生、物理療法、薬物療法の3つの方法があり、そのうちの物理療法である鍼治療がどのような治療で、どのように健康に寄与しているかという話がありました。
 その中で、過去に黒野保三先生が行った経穴の研究、マウスに対する鍼治療により老化を抑えた研究結果、不定愁訴に対する鍼治療の研究、かぜ罹患回数に関する研究などの紹介があり、黒野式全身調整基本穴を用いた太極療法が生体の総合的統御機構(恒常性維持機構、生体防御機構、コントロール維持機構)の活性化を行う治療法であることの説明がありました。
 また、鍼治療は熟練の技を必要とした医術であり、技術の練磨と人間性の確立が非常に大切であることと、(社)全日本鍼灸学会の定めた認定制度の必要性についてお話がありました。
 最後に、鍼治療は健康管理に大変有用であり、それに加えてストレスを溜めない、早寝早起き朝ごはんを実行するといった、自己管理の大切さについてお話がありました。
 講演終了後には体験治療があり、そこでは鍼治療未経験者の方に、痛くない鍼治療が行われました。

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大垣市民の健康フォーラム
 
大垣市民の健康フォーラムポスター   平成17年5月8日、大垣市のソフトピアジャパンセンタービル1階(セミナーホール)で行われた「大垣市民の健康フォーラム」において「健康長寿と東洋医学」と題して東洋医学研究所®所長黒野保三先生が、「最近の研究の話題(平滑筋研究を中心に)」と題して東洋医学研究所®グループ福田裕康先生が講演されました。
 
ソフトピアジャパンセンタービル 大垣市民の健康フォーラムたて看板
会場(ソフトピアジャパンセンタービル1F) たて看板


受付風景 受付風景
受付風景
 

皆川宗徳先生
司会を務める東洋医学研究所®グループ皆川宗徳先生
 
【午後1時〜1時15分】
一.健康長寿の会代表挨拶
名古屋市立大学名誉教授  渡  仲三 先生

渡仲三先生

一. 来賓挨拶
大垣市長
 代理 大垣市助役
大垣市教育委員会教育長
岐阜県議会議員
大垣市議会議員
小川  敏 様
土屋三千男 様
子安 一徳 様
伊藤 秀光 様
岡田 正昭 様


【午後1時15分〜2時15分】
一.講 演
「最近の研究の話題(平滑筋研究を中心に)」
医 学 博 士
名古屋市立大学大学院
    医学研究科細胞機能制御学研究員
福田 裕康 先生

福田裕康先生
 鍼灸治療を受けようと患者さんが考えるとき、現在もっとも多く訴える疾患は腰痛、膝痛、肩痛などに代表される痛み疾患です。鍼灸というとどうしても痛みに効くといわれますが、現在WHOによって鍼灸治療の適応とされている疾患が、大きく分けても、上気道・呼吸器系疾患、眼の疾患、口腔の疾患、胃腸疾患、神経学的及び筋・骨格系疾患とあります。一方、ヒトには3種類の筋肉があります。骨格筋、心筋、平滑筋です。疼痛疾患には特に骨格筋が関与する部分が多いことが推測されますが、その他の疾患においては平滑筋の関与が重要となってきます。平滑筋とは別名内臓筋ともよばれ体内の内臓を構成している筋肉で胃腸や血管の筋肉があげられます。内臓を動かすメカニズムとしては自律神経による支配で制御されております。
 そこで一つの例として鍼灸治療と胃腸の関係をみてみますと、昔から胃腸の動きが悪いときなど鍼灸をしてもらうとよく動き出し、また動きすぎているときには動きをおだやかにするなどの作用が報告されています。これは自律神経を介して胃腸を調整することが報告されていました。では、なぜ鍼灸治療が胃の働きを活発にしたり和らげたりするのかという疑問に対して、たくさんの報告がされるようになりました。特にこの胃における調節作用に興味を持ち研究をしようと試みたのですが、胃の基本的な動きのメカニズムが研究を始める段階では明確でありませんでした。胃は自動的に動いているのですが、どうやって動いているのかも未だ完全に明らかにされていません。そこで、鍼灸との関連研究をする前に胃の基本的な研究を試みました。
 ここでは、今までに明らかにされた胃の自発的な動き方について説明し、鍼灸との関連を推測していく第一歩にしたいと思います。

司 会
(社)全日本鍼灸学会愛知地方会前会長
名古屋市立大学大学院
    医学研究科細胞機能制御学研究員
石神 龍代 先生

石神龍代先生


【午後2時30分〜4時30分】
一.講 演
「健康長寿と東洋医学」
東洋医学研究所®所長
名古屋市立大学大学院
    医学研究科細胞機能制御学研究員
黒野 保三 先生

黒野保三先生
 厚生労働省は平成15年に「健康増進法」を制定し、国民の健康を維持・向上させる運動を「健康日本21」と名付け、2010年までこの運動を展開することを決めました。
 厚生労働省は「健康日本21」の趣旨を『 健康を実現することは、元来、個人の健康観に基づき、一人一人が主体的に取り組む課題であるが、個人による健康の実現には、こうした個人の力を併せて、社会全体としても、個人の主体的な健康づくりを支援していくことが不可欠である。そこで、「健康日本21」では、健康寿命の延伸等を実現するために、2010年度を目途とした具体的な目標などを提示すること等により、健康に関連する全ての関係機関・団体等をはじめとして、国民が一体となった健康づくり運動を総合的かつ効果的に推進し、国民各層の自由な意思決定に基づく健康づくりに関する意識の向上及び取り組みを促そうとするものである。』と提唱しました。
 私達が病気におかされますと、程度の差はありますが、肉体的・精神的苦痛に悩まされます。そして医療費の負担や仕事の能力が低下することにより、経済的損失をこうむり、社会的活動にも支障をきたします。
 また、病気によっては全治しないでいわゆる後遺症を残したり、数年にわたり苦痛をあじわったり、一生涯いろいろな肉体的精神的障害に悩まされる人も多くあります。
 このように病気になって、肉体的・精神的・社会的に損害をこうむってから、医療を求めるのは愚かなことであって、病気を未然に予防することが万全であります。
 先進文化国家においては、つとに「疾病予防はいかなる治療にも勝る」と言われております。このことは東洋医学のもっとも得意とするところであり、隋末から唐初の中国の医聖と言われた遜思バク(ソンシバク)(A.D.581〜673)が著した「千金方」(千金より重い人命のための医書の意味)の第一巻に「上医は未病を医す・中医は人を医す・下医は病を医す」と述べられております。すなわち、病気になった人を治療するだけでなく、病気を未然に医することができる医者が上医であると喝破しております。
 疾病の予防こそが医師の第一義的使命であり、病気の治療は第二義的な使命であります。
 今回、東洋医学の主流である鍼灸医学について、できる限り詳しく、やさしく、分かりやすく、過去50年間にわたる研究や臨床経験を踏まえてお話をさせて頂きます。

質問者 質問者
講演の後、大垣市民の方からの積極的な質問もありました。


一.実技供覧

実技風景1

実技風景2  実技風景3
実技供覧では鍼治療未経験者の体験治療が行われました。





平成17年6月24日、愛知銀行 ビジネスアイセミナーにおいて「健康長寿と東洋医学」と題して東洋医学研究所®所長黒野保三先生の講演がヒルトン名古屋で行われました。
 
 
ビジネスアイセミナー プログラム
2:00 ご挨拶
愛知銀行 営業総括部 部長 田口 勉 様
2:05 セミナー
テーマ:健康長寿と東洋医学
講師 : 東洋医学研究所®所長
     名古屋市立大学大学院医学研究科
     細胞機能制御学研究員
     黒野 保三 氏
3:30 終了






   



講演される東洋医学研究所®所長
黒野保三先生


 初めに、「鍼治療のよもやま話」として、黒野先生が自ら体験された、いくつかの印象深くドラマティックな臨床のお話をしてくださいました。
 続いて、日本の東洋医学の歴史や、「医」という文字の由来を教えてくださいました。
 また、アメリカにおける鍼灸治療の現状に関する記事についてスライドを用いて示され、日本の医療界の現状に対する危惧と、国民は最善の医療を受ける権利があるのだというお話がありました。
 そして、黒野式全身調整基本穴を用いた太極療法についてのお話や、黒野先生が過去に行われた鍼の研究結果(経穴の研究、鍼治療効果の持続時間・刺激強度の研究、糖尿病・肝臓病に対する鍼治療の研究、鍼治療による風邪罹患回数の変化など)を示され鍼治療のよさについての説明をしてくださいました。
 最後に、鍼治療を行う上で必要なのは知識・技術・技能などであり、さらに大切なのは人間性であるということをお話くださいました。



教養講座「末広大学」について

平成17年8月8日(月)、愛知県一宮市役所千秋町出張所 千秋公民館にて教養講座「末広大学」が開講されました。
この講座は高齢者の生きがいと健康づくり推進事業の一環として、連区内の高齢者を対象に行われました。
この講座の8月の講師として東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

日 時  8月8日(月)午後1時30分〜3時00分
場 所  愛知県一宮市千秋公民館 2階 大会議室
テーマ  『健康長寿と東洋医学』
講 師  東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生
一宮市役所ホームページ
千秋町出張所 千秋公民館
〒491-0804
一宮市千秋町佐野字郷前2762


講演される黒野保三先生
 
会場風景



 本当の長寿とは、社会的・精神的・肉体的に健康で長生きすることであり、最期までいかに生きるか、どれだけ豊かな生活をすることができるかということが大切なのだというお話がありました。
 また、病気にならないうちに治療をして、病気になった時には悪化しないようにすること、病気の後に社会復帰を促すことができるのが予防医学であり、鍼治療はまさにそのことが可能な治療であるというお話がありました。
 そして、最近話題の「がん」に対しては、鍼治療によって進行を抑制したり、延命することが期待でき、実際に黒野先生が体験された印象深かったいくつかの臨床のお話をしてくださいました。
 引き続き、鍼治療の有効性を実証医学的に証明するための数々の研究結果(経穴の研究、鍼治療による風邪罹患回数の変化など)や、黒野式全身調整基本穴を用いた太極療法についてスライドにより講演されました。
 最後に、脳やがんに関する最新の情報や、個人でできるがん予防法についてのお話がありました。



守山区老人クラブ連合会女性リーダー研修会

平成17年9月30日(金)、愛知県名古屋市守山区役所にて「守山区老人クラブ連合会女性リーダー研修会」が行われました。
この研修会の講師として東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。

日 時 9月30日(金)午後1時30分〜3時00分
場 所 名古屋市守山区役所 4階 第2会議室
テーマ 『健康長寿と東洋医学』
講 師 東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生

守山区役所ホームページ
〒463-8510
守山区小幡一丁目3-1

講演風景

講演をされる黒野保三先生


真剣な眼差しで講演を聴講されている守山区女性リーダーの方達


講演風景


講演内容
 日常生活において「健康で長生きする」ことがいかに大切であるかというお話に始まり、日本の鍼灸医学の歴史、認定鍼灸師制度のお話を交えながら、鍼灸についてのお話しがありました。
 そして、黒野式全身調整基本穴を用いた太極療法の有効性に関する研究(糖尿病、慢性肝機能障害、不定愁訴に対する鍼灸効果の推移等)についてや、長期鍼治療患者の自覚的・他覚的症状の変化(健康に自信がついた、調子がよい、食欲が出た、よく眠れる、元気になった、表情が明るくなった等)に関するデータの提示がありました。また、鍼治療以外に自分で出来る健康管理法として、がんなどに対する疾病の予防法(運動をする、野菜中心の食事、禁煙など)があり、健康管理がいかに大切かということのお話しがありました。

講演要旨(.pdf)






平成17年8月8日(月)に行われました一宮市「末広大学」が盛会裏に終わり、引き続き一宮市から講演依頼を頂きました。
愛知県一宮市民会館にて「一宮市高齢者大学講座」が高齢者に対する健康講座として開講されました。
この講座は10月18日から12月12日まで10講座設けられており、一宮市の満60歳以上の方を対象として行われました。
この平成17年11月28日(月)の講座の講師として東洋医学研究所®所長 黒野保三先生が「健康長寿と東洋医学」と題して講演されました。
また、 「一宮市高齢者大学講座」の全講座が盛況のうちに終了し、一宮市長よりお礼のお手紙をいただきました。

日 時 平成17年11月28日(月)午後2時00分〜3時30分
場 所 愛知県一宮市民会館 1階 大会議室
対 象 一宮市内在住の満60歳以上の方
受講料 無料
定 員 150名(抽選)
テーマ 『健康長寿と東洋医学』
講 師 東洋医学研究所® 所長 黒野 保三 先生



講義をする東洋医学研究所®所長 黒野保三先生

 
会場風景


○本当の健康とは、社会的・精神的・肉体的に健康な状態をいい、日々の生活を楽しく過ごし、長生きして最後まで健康であり続けたいというのは皆の願いであります。みなの願いである健康長寿の一助となるのが東洋医学であります。

○約3000年前の東洋医学の文献によると、日常陰陽の法則に順応して生きることや様々な不利が起こる前に治す(未病を治す)ことが大切であるとされ、すでに健康で長生きする秘訣が記されておりました。未病を治す東洋医学は大きく分けて鍼灸治療と漢方治療があり、鍼灸治療は現在でいう物理療法、漢方治療は化学療法であります。しかし、1800年の間、日本の医学は鍼灸治療が主流であったのが、明治初期に蘭学が日本に入り鍼灸は廃止されたのであります。

○諸外国と比べると日本の鍼灸は数十年遅れが生じており、そのような現状において認定制度の必要性が高くなってきました。

○これまで行ってきた研究結果から、鍼灸治療が生体防御機構に与える影響を実証医学的に証明してきました。(経穴の研究、鍼治療による風邪罹患回数の変化など)

○ガンと老化に関するデータからみると、ガン予防や老化防止には鍼治療をしながら、食事に気をつけて(野菜果物を多く摂取する)運動を続けることが大切なのであります。


一宮市ホームページ

高齢者大学講座について
一宮市民会館
〒491-0028 愛知県一宮市朝日2丁目5番1号